糖尿病の合併症について | やまかわ薬局

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2018年9月28日

糖尿病の合併症について

 

 

犬のイラスト「照れ」みなさんこんにちは!犬のイラスト「照れ」

 

だいぶ過ごしやすい気候になってきました。

日によっては、温度差が激しいので風邪をひかないように

気を付けてください。

 

今日は、糖尿病の合併症についてみていきたいと思います。

 

糖尿病で怖いのは合併症です。

知らないうちに進行している可能性があります。

 

まず、糖尿病と診断されたら血管疾病に注意してください。

 

糖尿病で高血糖が続くと、血管がもろくなり衰えます。さらに血流の悪化で、

全身の内臓や器官に障害が起きます。これが糖尿病の合併症です。合併症には

大きく分けて2つあります。ひとつは大きな血管に見られ、脂質異常から心疾患を

引き起こす「大血管症」。もうひとつは、毛細血管の衰えが原因の「細小血管症」

です。合併症が眼で進行すると失明に、腎臓なら人工透析といった事態に至ることも

あります。自覚症状がなく進行することも多いので、注意が必要です。

 

◎代表的な大血管症の糖尿病の合併症犬のイラスト「照れ」

 ・冠動脈の病気(心筋虚血)

   心臓の冠動脈が狭くなったり、つまって血流が悪くなる病気の総称。

 ・脳血管障害

   脳の血管が狭くなって血流が悪くなったり、血管が破れて起こる。

 ・末梢動脈の病気

   血管が悪化し、止まると細胞が死滅する。すると糖尿病性壊疽などに。

 

◎代表的な細小血管症の糖尿病の合併症犬のイラスト「目がハート」

 ・糖尿病網膜症

   高血糖により「網膜」の細い血管が損傷し、視力低下や失明にも。

 ・糖尿病腎症

   腎臓の血管が影響を受け機能が低下する。人工透析することも。

 ・神経障害

   手足など末梢の神経線維などに障害が起こり、痛みやしびれの症状に。

 

 

糖尿病のなると、糖をエネルギーに変えるホルモン「インスリン」が効きにくく

なったり不足してきます。インスリンには、血中の脂質を体内の脂肪組織や筋肉に

取り込む働きがあるので、不足すると血中の脂質が増加することになります。

またこれに伴い、善玉コレストロールが減ったり、悪玉コレストロールが増え、

脂質異常が進みます。これが、血流を悪くし、冠動脈の病気を引き起こします。

これにより、脂質異常がおこります。

 

脂質コントロールには・・・犬のイラスト「疑問」

 ◎食事

  野菜、豆、魚を食べる。

  肉類の動物性脂肪は、脂質異常の原因により

 ◎運動

  有酸素運動をする。

  運動は、筋肉トレーニングなどの無酸素運動より、ウォーキングや水泳などの

  有酸素運動がおすすめです。血液中の中性脂肪などが使われ、脂質異常改善に

  働きます。

 

◎糖尿病の合併症を防ぐ生活習慣病犬のイラスト「居眠り」

 合併症を発症させないため、また、進行を最小限に食い止めるためには、適切な

血糖コントロールを行うことが大切です。医師の指示に従いながら、下記のような

生活習慣を心がけましょう。

  • 1日3食、規則正しく食事をする。                             

血糖を安定させるため、食事は欠食せず毎日同じ時間の摂りましょう。

また、夜9時以降の食事は避け、よくかんで食べましょう。

  • 食物繊維を多めにとる

食事の最初に野菜など食物繊維の多いものを食べると、血糖値の急上昇を

防ぎます。野菜は1日350g以上摂りましょう。

  • 甘いもの、塩分、アルコールは控えめにする。

お菓子や清涼飲料水は血糖値を上昇させるので控えめにしましょう。

塩分は血圧を上げるので減塩を心がけましょう。また、お酒は適量を

守りましょう。

  • 歩く時間、階段の利用を増やす

体を動かすこと、特に有酸素運動は血糖値の改善に働きます。歩く時間を

増やし、階段を積極的に使うだけでも効果的です。

 

しっかり、規則正しい生活をして冬に過備えてていきましょう。犬のイラスト「照れ」

 

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