トマトジュースの栄養効果 | やまかわ薬局

メニュー

ブログ

2023年4月15日

トマトジュースの栄養効果

みなさんこんにちは!

突然ですがみなさん、最近トマトは食べていますか?

SNSなどでは健康や美容のためにトマトジュースを飲んでいますといった人を見ることがあります。

では実際はどうなのでしょう。

今回はトマト…ではなくトマトジュースについてご紹介したいと思います!

トマトジュースのイラスト

トマトジュースに含まれる主な栄養

リコピン・・・野菜や果物に存在する色素の一つで、高い抗酸化作用をもつ

カリウム・・・ミネラルの一種であり、体内の塩分調節をする。不足で食欲不振や脱力感を伴うことがある。

食物繊維・・・整腸作用を持ち、便秘対策に効果的

ビタミンC・・・水溶性ビタミンの一種であり、体内での代謝に必要な栄養素。コラーゲンの生成にも必要不可欠な栄養素

 

トマトジュースの効果

・血糖値の上昇を抑える

トマトジュースに多く含まれているリコピンは、血糖値を一定に保つインスリンと呼ばれるホルモンの働きを促進します。

また、リコピンはインスリンの作用を促す、アディポネクチンという生理活性物質を増加させる働きも持っています。

トマトジュースを飲むことで食後の血糖値の急上昇も防止してくれるんです!

 

・美肌効果

リコピンは高い抗酸化作用を持ちます。抗酸化作用とは体が酸化するのを防ぐ作用です。

私たちは呼吸により酸素を取り入れ、エネルギーを産生しますが、その過程で活性酵素という物質も産生されます。

この活性酵素が酸化の原因になるんです。

活性酵素の発生には他にも、紫外線を浴びることや、食品から取り入れた添加物を分解する過程、ストレスなどが原因になります。

体の酸化が進むと、免疫力の低下やしシミやシワなどの老化現象にもつながります。

私たちの体は生まれつき抗酸化作用のある酵素を持っており、抗酸化作用が備わっていますが、20代をピークに減少してしまうんです。

そこで高い抗酸化作用をもつリコピンが活躍します!

またトマトジュースに含まれるビタミンCはコラーゲンの生成を促すので、ハリのあるみずみずしいお肌作りに最適です!

 

・二日酔いの予防

アルコールは体内に入るとアセトアルデヒドという物質に分解されます。

このアセトアルデヒドがお酒を飲んだあとの頭痛や吐き気などを引き起こします。

リコピンはこのアセトアルデヒドの分解を促進し、アルコールの代謝をはやめます。

これによって二日酔いの症状を和らげる効果もあるんです!

また、リコピンは二日酔いの防止だけではなく、なった後の対処としても効果的です。

 

・ダイエット効果

トマトジュースに含まれているカリウムは体内の過剰な塩分の排出を促進し、むくみを防止します。

また、食物繊維には水溶性食物繊維と不溶性食物繊維があり、水溶性はコレステロールの体外への排出を促進さようがあり、

不溶性を多く含む食品は食べ応えがあり、満腹感を感じやすいです。このようにトマトジュースはダイエット中のかたにもおすすめなんです!

 

花粉症症状の緩和

緑黄色野菜に多く含まれる、リコピンをはじめとする色素成分「カロテノイド」は気管支喘息や花粉症の症状を緩和させる作用があります。

トマトジュースを継続的に飲んでいる人はそうでない人と比べて鼻水・くしゃみ・目のかゆみなどの症状が緩和されたという報告もあるんです!

 

このようにトマトジュースには私たちの健康や美容に良い栄養が豊富に含まれています!     

では、生で食べるトマトとトマトジュースどちらの方が効果があるのでしょう?

黄色いミニトマト・プチトマトのイラストトマトのキャラクターミニトマト・プチトマトのイラスト

トマトとトマトジュースの栄養

トマトとトマトジュースでは摂りたい栄養で選んでいただくのがおすすめです!

≪ビタミンを摂りたいとき≫

ビタミンを摂りたいときは生のトマトがおすすめです!

ビタミンは加熱によって壊されてしまったり、水に溶けだしやすいものが多いです。

そのため加熱工程を経て作られるトマトジュースでは、ビタミンが失われている可能性があります。

≪リコピンを摂りたいとき≫

リコピンは熱に強く、また熱によって吸収がよくなる性質を持ちます。

そのため熱をくわえられたトマトジュースはリコピンの作用が生のトマトよりも高まっています。

 

トマトジュースを飲むポイント

・朝に飲む

トマトジュースに含まれるリコピンは、夜に飲むよりも食事をしていない時間が長くなる朝の時間に飲む方が吸収率が高くなります。

朝ごはんにトマトジュースを追加してみるのもいいですね!

 

・適量を飲む

トマトジュースは体にいいからと言って飲みすぎは良くありません。

飲みすぎると下痢や腹痛を起こしてしまったり、糖質の摂りすぎになってしまいます。1日コップ1杯(200ml)を目安にしましょう。

 

食塩や砂糖不使用のものを選ぶ

店頭で売られているトマトジュースには食塩や砂糖が入っているものから、不使用のものなど多くの種類があります。

食塩や砂糖が入っているトマトジュースは人によっては過剰摂取につながってしまうこともあるので、不使用のものがおすすめです。

購入する際は成分表示を確認するようにしてみましょう!

 

・温めて飲む

トマトは夏野菜ということもあり、体を冷やす作用があります。

女性などで冷えが気になる方は温め、オリーブオイルをかけてスープのようにして飲むのがおすすめです。

加熱したり、油と一緒に取ることでリコピンが吸収されやすい形に変化するので、より効果的です!

ミネストローネのイラスト(スープ) 朝のイラスト

トマトジュースは私たちの健康や美容に役立つ飲み物です。

今まで飲んだことのなかった方も、ぜひこの機会に試してみてはどうでしょうか!

 

Page Top