冬の手荒れに注意! | やまかわ薬局

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2022年11月26日

冬の手荒れに注意!

みなさんこんにちは!

気温も下がってきて、いよいよ冬がはじまりますね。今回はそんな冬の時期に注意したい、手荒れについてお話したいと思います。

最近は感染対策のことあり、アルコール消毒をする機会が多くなっていますね。そのため、より手荒れが起こりやすい環境です。

原因をしり、しっかり対策をしていきましょう!

1乾燥によるかさつき

手のひらの角質は顔の皮膚よりも厚いため、皮脂が出にくいです。手の乾燥は保湿がしっかりとできてないなど、油分の不足で生じます。

手のカサツキを感じた時にはすでに乾燥が進行している状態です。主な原因としては食器洗いがあげられます。

食器洗いに使う食器用洗剤はお皿についた食べ物の油をしっかりと落とすため、洗浄力が強く、

食器洗いの際に手の油までも一緒に落としてしまいます。

 

2ひびわれ、あかぎれ、しもや

私たちの皮膚は、外部刺激から皮膚を守る一番外側の「表皮」、その下にあって皮膚の水分や弾力を維持する「真皮」、

最も内側にあって主に脂肪で構成される「皮下組織」の三層構造でつくられています。ひびわれとは表皮の深い部分や

真皮に達するほどの細くて深い線状の切れ目のことをいいます。このひびわれが進行して出血を伴ったり、

ひびのある部分が炎症して赤身を帯びたりしたもののことをあかぎれといいます。

しもやけは血行がよくなく指先の先端がうっ血して炎症を起こした状態のことをいいます。

手荒れのイラスト

3手湿疹

手湿疹は別名「主婦湿疹」とも言われており、水を使うことが多い人によく見られます。手湿疹はカサカサタイプとじゅくじゅくタイプがあり、

症状として、軽いうちは手や指がカサカサして、かゆみを感じ、皮がむけるなどの症状がみられます。そこから症状が悪化していくと、

皮膚の表面に赤みを生じ、ごわごわして皮膚が分厚くなってきます。さらに悪化すると、亀裂が生じ、水にしみたりと痛みを感じるようになります。

 

こんな症状は手湿疹の可能性あり!

・かゆみを感じる

・かさかさしてひびわれており、痛みがある

・指先や手のひらが赤くなる

・指紋が薄くなり、ビニール袋などがあけにくい

・小さな水泡ができ、つぶすとじゅくじゅくする。

 

≪手荒れの原因≫

1頻繁に手を洗う

私たちの皮膚表面は、外部からの刺激や肌本来がもつバリア機能に守られていますが、頻繁に手を洗うことにより、

洗剤の刺激で皮脂膜が少なくなり、バリア機能が低下します。感染対策で手を洗うことも増え、手荒れしてしまう人が多くなっています。

2摩擦を繰り返すことによる刺激

頻繁にもの触ることによる刺激も手荒れの原因になってしまいます。洗濯物を畳んだり、紙や段ボールをさわるなど日常でよく行っていることも、

乾燥している手には刺激になります。皮がむけてしまったところにさらに刺激が加わると、あかぎれ、ひび割れになってしまうこともあります。

3化学物質に触れることによる刺激

感染対策のためのアルコール消毒でも手荒れをしたり、荒れがひどくなることがあります。

これは洗剤やシャンプー、せっけんや消毒剤に含まれている化学物質が原因といわれています。乾燥が進んでしまっている手は

化学物質による刺激を受けやすくなっています。

4アレルギーによる手荒れ

私たちが普段使用している製品の中にはアレルギーを引き起こすものがあります。

例えば、金属やゴム手袋のようなラテックス製品、洗剤・シャンプーに入っている成分などがあげられます。

手荒れで皮膚表面に細かい傷がある状態では、アレルギーをおこす物質が体内に入りやすくなります。

 

≪手荒れの対策≫

1手を洗う時にお湯を使わない

手荒れの対策として、手を洗う時や食器を洗う時などにお湯ではなく、に水を使うことが大切です。

お湯は手の皮膚を保護する役割の大切な皮脂まで洗い流してしまうため乾燥が進み、手荒れしやすくなってしまいます。

しかし、水だからと言って手を洗いすぎるのは注意が必要です。水道水には塩素が含まれているため、その塩素が皮膚に刺激になってしまいます。

2水を触った後は水分をしっかりと拭きとる

肌についた水分はすばやく蒸発します。肌には体温があるため、肌に付いた水分が蒸発する時に、肌が持っている水分までも蒸発してしまい、

乾燥が進み、手荒れしやすくなってしまいます。水を触ったら手の表面に水分が残らないよう、清潔なタオルでこすらずに拭きとるように心がけましょう。

3しっかりと保湿する

手を洗った後や、水仕事が終わった後は、肌の水分をできるだけキープするために、ハンドクリームなどで保湿することを心がけましょう。

塗り忘れ予防のために台所や手洗い場にクリームを置いておくなど工夫してみてください。

また寝る前にもしっかりと保湿することを意識してみてください。

ハンドクリームを塗る女性のイラスト

 

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