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2022年2月1日

節分の食べ物

みなさんこんにちは!

2月の代表的な行事と言えば「節分」です!

節分と言えば、恵方巻や豆まきを想像すると思いますが、他にも

縁起のいい食べ物があるのをご存知ですか?

今回は節分に食べると縁起のいい食べ物についてお話します。

 

赤鬼のイラスト「鬼と金棒」    青鬼のイラスト「鬼と金棒」

 

 

節分とは?

まず節分とは、その名前の通り季節の変わり目の事です。

昔は立夏・立秋・立冬、それぞれの季節の前の日を節分といっていましたが、

立春の前日のみを節分と呼ぶようになりました。

立春の前日のみを節分と呼ぶようになったのは、昔は春が一年の始まりだと考えられており、

一年の無病息災を祈ろうという意味で今の節分が始まったといわれています。

また、季節の変わり目には邪気が入りやすいと考えられていたため、この邪気を追い払うために

様々な行事が行われてきました。

豆まきをしたり、恵方巻を食べたりするのは邪気を追い払う行事のひとつです。

豆まきのイラスト(節分)

 

 

 

節分に縁起のいい食べ物

◎イワシ

鬼はイワシの匂いが苦手とされているので

鬼を追い払うためにイワシを食べるようになったそうです。

このため、匂いが出るように焼いて食べることがおすすめです。

イワシにはEPADHAといったn-3系脂肪酸(オメガ3)が多く含まれています。

EPAは血液をサラサラにする効果があり、血栓高血圧の予防に効果的です。

DHA脳を活性化させる効果があることから認知症の予防や脳の発達促進に

効果が期待できます。また、動脈硬化の予防改善にも効果的です。

ビタミンDやカルシウムなども豊富に含まれているので、骨を丈夫にしてくれます。

イワシのイラスト(魚)

 

 

◎こんにゃく

昔の人はこんにゃくのことを「胃のほうき」と呼んでいて、

節分に食べて体を中からきれいにするという意味で食べられていたそうです。

こんにゃくには、他の多くの食品と違ってエネルギー源となる成分やビタミン、

ミネラルなどの栄養がほとんど含まれていないのですが、「グルコマンナン」と

いう食物繊維が含まれています。

私たち人間はこのグルコマンナンを消化できる酵素を持っていないため、

高粘度のまま胃や小腸を通過することによって、有害物質を排出してくれる

効果があります。この働きで便秘を予防します。

さらに、グルコマンナンは血糖値やコレステロールを下げる効果もあります。

カロリーが低く、腹持ちがいいためダイエットにも最適です!

年末年始の胃腸の負担を軽減するのにも良いですね!

こんにゃくのキャラクター

 

 

◎大豆

節分といえば、この大豆ですよね。

昔は季節の変わり目に鬼がやってきて、病気や災害などの悪いことを

引き起こすと考えられていました。

鬼に悪いことをされないよう、霊力が宿るとされていた大豆をまき始めたそうです。

現代で行われている豆まきはここから始まっています。

大豆は「畑の肉」と言われるほどタンパク質が豊富です。

また脂質量は少なく、肉類には含まれない食物繊維が豊富です。

鉄分も含まれますが、体内に吸収されにくい非ヘム鉄なので、

鉄分の摂取を強化したい場合はビタミンCと一緒に摂ることを心がけましょう。

※非ヘム鉄はビタミンCと一緒に摂取することで吸収力がUPします!

節分のイラスト「豆まき 枡」

 

 

◎けんちん汁

けんちん汁の発祥については、諸説あるようですが、鎌倉にある

「建長寺」の修行僧が、中国より伝わった料理を元に作った「建長寺汁」が

起源というのが有力です。

昔は冬に行事がたくさんあったので、寒い冬の行事には温かいけんちん汁が

欠かせませんでしたが時代とともに冬の行事がどんどん衰退していった結果、

節分だけが残り、けんちん汁は節分の日という風になったと考えられています。

けんちん汁は豚汁と似ていますが、もともとは精進料理なのでお肉や魚などは

使われていませんでした。

しかし、最近はお肉を入れる家庭もあるようです。

 

節分のライン素材(鬼と豆まき)

 

2022年の節分の日は2月3日(木)方角(恵方)は、「北北西やや北」です!

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