ジェネリック医薬品について

処方箋を調剤薬局へもっていくと、「ジェネリックにしますか?」
聞かれることが増えてきていると思います。

処方箋のイラスト

なんとなく分かっている方も多いと思いますが、今回はジェネリック医薬品とは何か、少し詳しく説明したいと思います。


ジェネリック医薬品とは?

ジェネリック医薬品(後発医薬品)とは、 厚生労働省の認可を得て製造販売される、新薬(先発品)と同じ有効成分を含む医薬品です。

新薬の開発には莫大なお金と時間がかかり、発売後に一定期間有効性・安全性を評価するため、それらの費用を加味した価格が設定されています。

しかしジェネリックの開発はすでに安全性が確認されている成分を使用していますので、開発期間は3~4年と短く、開発費が抑えられるため、価格を安くできるのです。

先発品とジェネリック医薬品との間に有効成分の差はありませんが、有効成分以外の添加物、形状、味、印字などが各社によって違うため、全く同じ薬とは言えません。

しかし、販売されるジェネリック医薬品は、しっかりと錠剤から有効成分が溶け出すかなどの基礎的な試験をパスしたもののみが承認されます。

また、ジェネリック医薬品の中には味の改良や小型化、またOD錠(服用後、速やかに口の中で溶けるもの)や、錠剤のシートや表示工夫等、新しい技術により、先発品よりも飲みやすさや飲み間違いを防ぐ工夫が行われているものもあります。

したがって、ジェネリック医薬品は価格が安いからと言って、先発品と比べて劣る医薬品というわけではないのです。


研究・科学実験のイラスト(女性)

 


オーソライズド・ジェネリック(AG)とは?

ジェネリックの中に「オーソライズドジェネリック」という医薬品もありますが、皆さんは聞いたことがありますか?

「オーソライズド」とは「許諾を受けた」

という意味です。

オーソライズド・ジェネリックとは新薬メーカーから許諾を得て製造した、原薬、添加物および製法等が新薬(先発医薬品)と同一のジェネリック医薬品や、特許使用の許可を得て、優先的に先行して販売できるジェネリック医薬品の事です。

(※AGとはAuthorized Genericの略です)

AGは原則として先発医薬品と全く同じ原薬、添加物、製法、工場で製造されます。つまり、「先発医薬品と同一」という事です。

ジェネリック医薬品は先発医薬品と同一成分ではありますが、その製造方法や添加物に違いがあることから、患者によっては効果効能に違いが出る可能性があります。

そのため、一部の医師においては、いまだにジェネリック医薬品を認めないケースがあるようです。

しかしながら、オーソライズドジェネリック(AG)は原則として同一の工程で製造されるため、先発医薬品と全く同じ効果効能を期待できます。

医療費を下げたい国の意向と、後発医薬品使用率を上げたい薬局と、自己負担を下げたい患者と、医師の理解も得れる、まさに誰も損をしない戦略的な医薬品と言えるでしょう。

ジェネリック医薬品の数量シェアを80%以上に高めようという政府の目標に向け、使用割合は急速に高まってきています。

その一方で、ジェネリック医薬品に対し、依然、不安感をお持ちの患者さまや医療関係者の皆さまがいるという現実もあります。

AGは、ジェネリック医薬品を希望するすべての患者さまが安心して受け入れることを可能とする、ジェネリック医薬品80%時代への新たな選択肢といえます。

 


ジェネリック医薬品の推進

 わが国では、昨今の急激な少子高齢化により、医療費を一層効率化し、現在の医療保険制度を維持するための施策として、ジェネリック医薬品の使用が推進されています。

 


現在、国民医療費が上記のように年に約1兆円も増加していて、国民皆保険制度の維持のための負担が増加しています。

そのため多くの調剤薬局でもジェネリック医薬品の使用が推進されているのです。

自己負担の軽減だけではなく、国の医療費削減のため、将来の世代にその負担を先送りしないために、患者さんひとりひとりができる事としてジェネリック医薬品の使用が求められています。

みなさんも、ジェネリック医薬品についてもう一度検討してみてはいかかでしょうか。

 

 

 


ジェネリック医薬品のイラスト

 

 

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