こんにちは。
4月になりましたね。
桜の季節です。
みなさん、お花見をすることでしょう。うらやましいですねー。
さて、今回も引き続き糖尿病シリーズです。
今回は、SU(スルホニルウレア)薬とチアゾリジン誘導薬とインスリン分泌促進薬に
ついてお話します。
まずSU薬ですが、この薬はすい臓のなかでもインスリンを合成するβ細胞に働きか
けインスリンの分泌を促進します。
そのインスリン分泌促進作用によって、血糖値が下がるという仕組みになっています。
代表的なSU薬としては、アマリールやダオニールといった薬があります。
次にチアゾリジン薬ですが、これは肝臓での糖新生抑制や糖利用促進作用に
よってインスリン抵抗性を改善します。
インスリン抵抗性とは、インスリンに体が反応するかどうかの指標であり、つまりイン
スリン抵抗性が高いとインスリンが効きにくいということになります。
チアゾリジン薬はそのインスリン抵抗性を改善することによってインスリンの効き目を
増強し、血糖値を改善することができます。
代表的なチアゾリジン薬としてはアクトスなどがあります。
最後にインスリン分泌促進薬ですが、この薬の作用はSU薬と似ていてすい
臓のβ細胞に働きかけ、インスリンの分泌を促進します。
SU薬との違いは、SU薬よりも即効性があるということです。
インスリン分泌促進薬は、主に食後の高血糖の改善に用います。
服用方法としては、必ず食事の直前に服用します。
即効性なので服用してからあまり間をあけて食事をすると、その間に低血糖を起こして
しまうことがあります。
この薬の低血糖の割合は他の薬に比べると多めなので服用中の方はなるべく糖分を持ち
歩くようにします。
・・・・といった具合に糖尿病の治療薬にも色々あるのです。
3回に分けてお話してきましたが今回で、糖尿病治療薬の飲み薬の代表的なものは大体
紹介が終わりました。
次回からはまた新しいシリーズにしていきたいと思います。
ありがとうございました。