みなさんこんにちは!体調はいかがでしょうか。風邪はひかれていませんか?寒いこの季節を乗り越えればあと少しで暖かな春がやってきますね!引き続き寒さ対策を行って風邪を引かないよう、気をつけましょう。インフルエンザがまだ流行っていますのでお気を付けください!
今回ご紹介させていただくのは、これからが旬のたけのこの栄養素と効果・効能についてです。
たけのこの効能
〇食物繊維が豊富
たけのこの食物繊維は、100gあたり3.2gあり、キャベツや食物繊維が豊富なイメージの強いレンコンより多く含まれています。食物繊維は老廃物などを吸収して排泄してくれるため、大腸がんの予防に役立つと言われています。コレステロールを体内に吸収しにくくする効能もあるので、動脈硬化の予防にも期待できます。たけのこには、食物繊維の中でも不溶性食物繊維であるセルロースが豊富に含まれています。腸内のぜん動運動を促し、排便をしやすくすることから便秘対策にも有効です。
〇高血圧予防・むくみ改善
たけのこのカリウムは、100gあたり520mgと豊富です。カリウムは体内の不要な塩分を排泄する効能があり、体液のバランスを整えてくれます。この作用から高血圧の予防効果も期待される栄養素です。また、尿の合成を促したり、アンモニアの排泄を促進する効能があります。カリウムとアスパラギン酸が一緒に働くと効能が相乗し、むくみの予防・改善に期待できます。たけのこはアスパラギン酸も豊富なためこの相乗効果が期待できます。
〇疲労回復
たけのこにはアスパラギン酸という栄養も含まれています。疲労回復や体液のバランスを整えてくれる効果があります。また、アスパラギン酸には尿の合成を促進する効果もあります。たけのこはアスパラガスの約2倍多くアスパラギン酸を含んでいます。アスパラギン酸はたんぱく質の合成を助けたり、体内に溜まったアンモニアを排出したりする効能や疲労回復の効果もあります。
〇集中力アップ・美容効果
たけのこを茹でてカットした時に、中に白いかたまりのようなものがついていますが、その白いものがチロシンという成分です。チロシンはアミノ酸の一種で、疲労回復やストレス解消、脳を活性化してやる気や集中力を高めてくれるなどの効能があります。また、代謝や自律神経をコントロールする甲状腺ホルモン、皮膚や毛髪の黒色色素であるメラニンの原料になります。白髪の予防にも効能があります。老廃物を体外に排出してくれる効能があることから、肌の調子が良くなり、健康にもつながります。
〇消化吸収を促進
たけのこにはアミノ酸の一種であるグルタミン酸も含まれています。胃や腸を保護してくれる粘膜を作り、消化吸収を促進する効果があります。
☆新鮮なたけのこを選ぶポイント☆
・太くて背が低いどんぐりのような形で重みがあるもの
・皮がツヤツヤしていているもの
・先端の色が黄色っぽいもの
☆たけのこの食べすぎには要注意☆
たけのこ(筍)はいくら気をつけてアク抜きをしても、少しはアクが残ります。アクにはシュウ酸やホモゲンチジン酸という成分が含まれていて、多く摂取してしまうと結石の原因や肌にシミやそばかすが出来やすくなってしまいます。
☆レシピ紹介
たけのこのご飯
〇材料(3合分)
・米3合・たけのこ300g・にんじん半分~1本
・◎酒おおさじ2杯・◎しょうゆ大さじ3杯・◎みりん大さじ1.5杯・◎だしの素小さじ1杯・水3合分
〇作り方
①お米は洗ってざるにあげておき、にんじんは千切りに、タケノコは短冊切りにする。
②炊飯器に米を入れ、◎の調味料を入れた後3合の目盛りまで水を入れて、たけのこ、にんじんを入れてひと混ぜして炊く。
③炊き上がったら15分くらい蒸らして完成!!
☆たけのこの栄養分を無駄なく摂取する方法☆
食物繊維やカリウムが多く含まれていますが、消化されにくいのが特徴です。
効率よく吸収するには煮汁ごと摂取することができる煮物がおすすめです。
いかがでしたか?たけのこの効能がひとつでも魅力的に感じて頂けたら嬉しいです。健康的な食生活を送って体の中から元気を保ちましょう!!
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