みなさんこんにちは!
お茶は日本人にとって身近な飲み物なので特に意識して飲むことはあまりないですよね。
近年研究が進み、私たちが普段飲んでいるお茶には様々な効果があることが分かっています。
今回はそんなお茶の健康効果についてお話します。
お茶と言えば緑茶を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
緑茶の主な成分は以下の5つです。
・カテキン
・カフェイン
・ビタミンE
・テアニン
・ビタミンC
この5つの成分についてそれぞれ詳しくお伝えします。
〇 カテキン
カテキンは主に緑茶に含まれるポリフェノールの1種です。
お茶の苦みや渋みに関わっています。
効果としては
・抗酸化作用
・抗ウイルス作用
・抗ガン作用
・コレステロールを下げる作用
・血糖の上昇を抑える作用
・殺菌作用・抗菌作用
・虫歯・口臭予防
・肥満予防 などがあります。
緑茶といえばこのカテキンですよね!
〇 カフェイン
カフェインは苦み成分の1つ です。
・眠気覚まし
・利尿作用
・集中力の向上 などの効果があります。
ただ、カフェインを摂り過ぎるとカフェイン中毒になってしまう可能性があるので注意が必要です。
カフェイン中毒になると、めまいや心拍数の過剰な増加、身体の震え、下痢などの症状があります。
健康な大人で1日あたり400mgまではカフェインによる身体の悪影響はないとされています。
緑茶(せん茶)の100㎖当たりのカフェイン含有量は20mgなので特に注意する必要はないですが、緑茶の他にカフェインがたくさん入っているもの(コーヒーやエナジードリンクなど)を飲んだ場合は気をつけてください。
〇 ビタミンE
1日当たりのビタミンEの摂取の目安は18歳以上の男性で6.5mg、18歳以上の女性で6.0mgです。
ビタミンは体内で作られる量がとても少ないため食事から摂取する必要があります。
ビタミンEの効果としては非常に強い抗酸化作用があります。
細胞の酸化も防いでくれる作用があると言われているため、老化防止にぴったりです。
また、緑茶にはビタミンCも含まれており、ビタミンEとビタミンCをいっしょに摂取することによって、ビタミンEの吸収率が高くなります。
〇 テアニン
テアニンはお茶の旨味や甘さに関わっている成分です。
このテアニンに含まれる旨味や甘さとカテキンの苦みや渋みが合わさることで美味しいお茶になります。
効果としては
・リラックス作用
・冷え性改善
・集中力を高める
・月経前症候群、更年期障害の症状を改善
・高血圧の予防 などがあります。
また、テアニンにはカフェインの興奮作用を抑制する働きもあり、穏やかにカフェインを摂取できます。
〇 ビタミンC
ヒトはビタミンCを体内で作れないため、成人では1日の推奨量が100mg(2020年版食事摂取基準)です。
ビタミンCもビタミンE同様、抗酸化作用があります。
また、水溶性ビタミンなので体内に吸収されやすいです。
もし過剰に摂取してしまっても数時間で尿から排出されるため、通常は過剰症の心配はありません。
他にも、
・抗がん作用
・免疫増強作用
・美白
・骨折、骨粗鬆症予防
・アレルギー軽減
・ストレス抑制 などの効果があります。
このようにお茶には様々な成分が入っており、様々な効果があります。
ですが、飲み過ぎには注意が必要です。
お茶に含まれているタンニンという成分は、鉄の吸収を阻害してしまうというデメリットがあります。
貧血気味の方で鉄分を摂りたいときなどは緑茶をいっしょに飲まないようにするなど、普段から気をつけるようにするといいですね。
どんな食品も摂り過ぎてしまうとデメリットがあることが多いため、健康にいいからとたくさん過剰に摂るのではなく、適正量を守ることが大切です。
バランスの良い食事をし、適度に運動なども取り入れて、生活習慣病などを予防していきましょう!