みなさんこんにちは!
突然ですが、毎日のように食べているお米、、ご家庭でどう保存していますか?
実はお米も、肉や魚と同じ生鮮食品であるため、保存方法によって味や栄養価が変わってきます。
そこで今回は意外と知らないお米の正しい保存方法についてご紹介します。
保存場所
お米に最適な環境は、気温15℃以下、かつ、湿度70%前後の状態といわれています。
なので、お米の保存場所は、温度や湿度がある程度一定に保たれる冷蔵庫がおすすめです。
特に野菜室がその環境に近いといわれています。
また、お米の天敵である虫は、気温が高く、湿度も高い場所を好みます。
夏場などは気温も湿度も上がりやすくなるため、
虫の発生を抑えるためにも、常温保存は避けた方が良いでしょう。
お米はにおいを吸収しやすい特徴があるので、
冷蔵庫の中でもにおいが強いものの近くには置かないように気を付けてくださいね。
保存容器
お米は生鮮食品であるため、酸素に触れると劣化が進んでしまいます。
保存する際は、密閉された容器にいれて、なるべくお米が空気に触れないようにするのがポイントです。
買ったままのお米の袋には、目に見えない小さな穴が開いていることが多いので、
保存容器に移し替えた方が良いでしょう。
保存期間
お米には明確な賞味期限というものはありません。
しかし、温度や湿度などのまわりの環境によって左右されやすいため、時期によって目安があります。
春~夏にかけての暖かい季節は、精米後1カ月程度といわれています。
その中でも湿度が高くなりやすい梅雨の時期は、3週間を目安に食べきるようにしましょう。
秋~冬にかけての涼しい季節は、精米後2カ月程度といわれています。
お米を買う際には精米年月日に注目して、そこから1~2か月以内に消費するようにしてみてください。
炊いたあとのお米は??
ここまで炊く前のお米の保存方法についてご紹介してきましたが、
炊いたあとのご飯はどのように保存するべきなのでしょうか。
一般的に炊いたあとのご飯は、炊飯器で保温していても24時間程度とされています。
常温保存をすると食中毒菌の増殖が起こってしまうため、
そのまま放置しないように気を付けてください。
ごはんのおすすめの保存方法は冷凍保存です。
急速に温度を下げることで、ご飯のおいしさを保ったまま保存することができます。
解凍する時に少量の水を加えて電子レンジでチンすると、やわらかくて美味しいごはんに仕上がります。
冷蔵保存はおすすめできません。
ごはんに含まれるデンプンは冷蔵庫の温度である2~3℃で最も劣化するという性質があるからです。
デンプンが劣化すると、ごはんは固くなり、電子レンジでチンをしても
元の柔らかいごはんには戻ることができなくなってしまいます。
このように、お米やごはんの保存方法には様々なポイントがあります。
美味しくお米やごはんを食べるために、ぜひ参考にしてみてください!