みなさんこんにちは。
まだまだ暑い日が続きますね。暑さによる疲れで体調を崩してはいませんか?
今回は、これからの時期に旬を迎える栄養豊富な「さつまいも」についてご紹介します!
【さつまいもの栄養】
さつまいもには健康や美容に効果が期待できる栄養がたくさん含まれています。
ダイエットにも効果的といわれており、注目を集めている食材です。
さつまいもに含まれる栄養素やその効果について詳しくご紹介していきます。
≪食物繊維≫
さつまいもには、水に溶ける水溶性食物繊維と水に溶けない不溶性食物繊維の2種類が含まれています。
水溶性食物繊維は、余分な糖質や脂質をキャッチして腸内環境を整えてくれます。
不溶性食物繊維は、余分な糖質や脂質の排出を促し水分を含んで膨らみ、腸を刺激することでお通じを良くしてくれます。
腸内環境が良くなると便秘の改善だけでなく、美肌効果も期待できます!
さらに、肥満予防や糖尿病の予防にも効果があるといわれています。
≪ビタミンC≫
ビタミンCは、コラーゲンの生成に必要な栄養素です。
さつまいもに含まれるビタミンCの量は、なんとりんごの約5倍といわれています。
さらに若返りのビタミンとも呼ばれ、強い抗酸化作用を持つビタミンEも含まれているため、美肌効果への期待も高まりシミ対策や炎症にも効果が期待できます。
≪ビタミンB1・B2≫
さつまいもには、糖質のエネルギー代謝に欠かせないビタミンB1と脂質をエネルギーに変えてくれるビタミンB2が含まれています。
ビタミンB群は、疲労回復、皮膚や身体の健康を助ける効果が期待できます。
≪カルシウム≫
骨や歯の健康を保つために欠かせないミネラルであるカルシウムもさつまいもに含まれています。
カルシウムは、吸収率が悪いため、意識して摂取する必要があります。
丈夫な歯や骨をつくるほか、筋肉を動かしたり精神を安定させるなどの効果も期待できます。
≪カリウム≫
カリウムは余分なナトリウムを体の外に出してくれる働きがあります。
これはむくみの改善に有効で、むくみ予防には温かいものを食べるなど身体を冷やさないことがとても大切です。
むくみが気になる人は、さつまいものスープを作るなど温かい料理にして食べるのがおすすめです。
むくみ予防のほかにも、脳卒中の予防や血圧を下げるなどの効果も期待できます。
【さつまいもの皮に多く含まれている栄養】
実はさつまいもの皮にも栄養素が多く含まれています!
特に食物繊維やカルシウム、アントシアニン、クロロゲン酸などが豊富です。
≪アントシアニン≫
アントシアニンはポリフェノールのひとつで、青紫色の色素成分であり苦味成分です。
抗酸化作用があり、細胞の酸化を抑えてくれる働きがあります。
目の機能改善や白内障の予防が期待できます。
≪クロロゲン酸≫
クロロゲン酸もポリフェノールのひとつで、コーヒーに多く含まれている栄養素です。
こちらも抗酸化作用があり、糖尿病予防や脂肪肝の予防に効果が期待できます。
【さつまいもの栄養を上手に摂るコツ!】
さつまいもの栄養素を逃さないためのポイント3つをご紹介します!
①皮つきのまま調理する
先ほどお話ししたように、さつまいもには皮にも栄養があります。
皮つきのまま調理するとことで栄養を逃さずにおいしく食べることができます。
例えば、「皮つき大学芋」「焼き芋」「さつまいもごはん」など。
②煮る
さつまいもは、水に溶けやすいビタミンCや食物繊維を多く含んでいます。
そのため、水に溶けだしやすい栄養素を逃さずおいしく食べるには、煮込み料理やスープがおすすめです!
「さつまいもの甘辛煮」「さつまいもの筑前煮」「さつまいものポタージュ」などがあります。
③保存方法に注意!
さつまいもは寒い環境が苦手な野菜で、10℃以下の環境では傷みやすくなります。
適温は13~15℃といわれており、冷蔵庫で保存するのではなく、冷暗所で保存しましょう。
このように、栄養素を逃さない調理方法で、これからが旬の美味しい「さつまいも」を食事に取り入れてみてください!