シミゼロの日 | やまかわ薬局

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2023年4月17日

シミゼロの日

肌の悩みひとつに「シミ」を気にされる方は多いのではないでしょうか。

4月30日は「シ(4)ミ(3)」と読む語呂合わせと、「ゼロ(0)」の組み合わせですね。

日常の紫外線対策を広め、シミのないお肌を目指すことを目的に、日本ロレアル株式会社のスキンケアブランドのひとつ

「ラロッシュ ポゼ」によって制定されました。

今回はシミができる仕組みと代表的なシミの種類をご紹介いたします。

 

シミのできる仕組みとは?太陽のキャラクター

シミができる主な原因は、紫外線ダメージの蓄積が挙げられます。

皮膚の一番外側にある表皮は、「表皮細胞(ケラチノサイト)」と「色素細胞(メラノサイト)」から成っており

紫外線を浴びるとメラノサイトでメラニン色素が生成されます。

通常であれば、肌の新陳代謝であるターンオーバーでメラニンはメラノサイトからケラチノサイトへと移動し

古い細胞とともに剥がれ落ちます。

しかし、何らかの原因でメラニンが過剰に生成されたり、ターンオーバーに乱れが生じたりするとメラニンが排出されずに

肌に残ります。これがシミができる原因です。

 

なお、シミにはさまざまな種類があり、なかには遺伝的な原因で発生するものもあります。

また、主な原因は紫外線による外的ダメージですが、ホルモンバランスもターンオーバーの乱れに関係してくるため

ホルモンバランスの乱れもシミができる原因の一つとして挙げられます。

 

シミ・ソバカスを気にする人のイラスト(男性)シミの種類うずらの卵のイラスト

老人性色素斑(ろうじんせいしきそはん)

老人性色素斑は紫外線ダメージの蓄積や加齢によってできる茶色~黒色で円形のシミです。

境界線がはっきりしているのが特徴で、顔や手、腕などできる範囲に規則性はなく、大きさも数ミリ~数センチとまちまちです。

老人性色素斑は名前のとおり、年齢を重ねるごとに目立ってくるシミではありますが、紫外線をよく浴びる環境に身を置く人なら

10代でも見られます。

加齢は止めることができませんが、紫外線ダメージの蓄積は対策を行っていれば防げるので、これ以上

紫外線ダメージを蓄積させないためにも、今からでも紫外線対策を行うようにしましょう。

老人性色素班の予防方法

  紫外線対策を徹底する(日焼け止め、日傘、帽子など)

 

そばかす(雀卵斑)

そばかすは幼少期から思春期にかけてよく見られるシミです。そばかすができる主な原因は遺伝と言われており

成長するごとに薄くなっていく傾向があります。

ただし、紫外線をよく浴びていると、薄くなるどころか悪化する可能性もあるので、紫外線対策をしっかりする必要があります。

そばかすは鼻や頬をはじめ、腕などの身体にも発生し、特に色白の人にできやすいシミだと言われています。

遺伝的要素が大きいそばかすは、予防したり薄くしたりすることが難しいシミですが、紫外線対策を入念にすることで

悪化の防止はできるでしょう。

そばかすの予防方法

  紫外線対策を徹底する(日焼け止め、日傘、帽子など)

 

炎症後色素沈着(えんしょうごしきそちんちゃく)

炎症後色素沈着とはケガや虫刺され、ニキビ跡などによる炎症後に肌のターンオーバーが乱れ

メラニン色素が上手く排出されないことによって色素が沈着してできるシミです。

色ムラがあり、輪郭がぼやけているのが特徴。

ケガや虫刺されなどは年代問わず関係してくるので、炎症後色素沈着は全年代、誰にでも起こりえます。

炎症後色素沈着クレンジングや洗顔時の摩擦によってできることもあるので、スキンケアをはじめ

いかなる時でも肌を強くこすらないように注意が必要です。

炎症後色素沈着の予防方法

  ・メラニン生成の抑制効果があるビタミンCを含む食品を多く摂る(赤ピーマン、キウイフルーツ、いちごなど)

  ・ターンオーバーをサポートするL-システインを含む食品を摂る(高野豆腐、卵、ごま、ブロッコリーなど)

  ・紫外線対策を徹底する(日焼け止め、日傘、帽子など)

  ・肌を摩擦したり傷つけたりしない

 

肝斑(かんぱん)

肝斑とは頬骨や額などに左右対称に現れるシミです。

形状が似ていることからそばかすと間違えられやすいですが、そばかすは小さめの斑が広範囲にわたってでき

夏場に濃く、冬場は薄くなる性質を持ちます。

一方、肝斑は比較的大きめのシミが広範囲にわたってでき、ホルモンバランスや季節によって濃くなったり薄くなったり

色調が変化するのが特徴です。また、肝斑の場合は目瞼にできることもありません。

肝斑ができる根本的な原因は判明していませんが、ホルモンバランスが乱れやすい30~40代に多く見られることから

女性ホルモンの乱れが大きく関係していると言われています。

そのため、肝斑を予防するには、ホルモンバランスを整えることを心がける必要があります。

また、紫外線によって悪化することもあるので、紫外線対策も欠かせません。

肝斑の予防方法

  ・睡眠、食事、運動面を見直して健康的な生活を送り、ホルモンバランスを整える

  ・紫外線対策を徹底する(日焼け止め、日傘、帽子など)

  ・摩擦を避ける

 

ADM後天性真皮メラノサイトーシス)

ADMは、発生原因が不明なシミです。

20歳頃から見られることが多く、他のシミと異なり肌の深い部分にできることからアザに分類されることもあります。

額や頬に好発し、頬の辺りに左右対称で現れるため、肝斑と混同しがちですが、ADMは灰色~青みを帯びた褐色で

米粒大ほどの大きさが特徴であり、肝斑とは色味や形状が異なります。

ADMに関しては原因がわかっていないので、なりやすい人の特徴も不明で予防法も確立されていないのが現状です。

 

脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう)

脂漏性角化症は、先に紹介した老人性色素斑を長期間放置したことによってできるイボのようなシミです。

別名「老人性イボ」とも呼ばれます。

肌色~黒色で大きさはバラバラ。シミの辺りにわずかな盛り上がりがあることから、他のシミとは見分けがつきやすいでしょう。

基本的には良性なので、治療の必要はありません。ただし、少しでも異変を感じた場合は、皮膚科に相談するのがおすすめです。

脂漏性角化症の予防方法

  紫外線対策を徹底する(日焼け止め、日傘、帽子など)

シミひとつにしてもたくさんの種類があるので、参考にしてみてくださいね。男性のスキンケアのイラスト

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