みなさんこんにちは!
もうすぐバレンタインデーですね。そこで、今回はチョコレートの栄養についてお話したいと思います。
チョコレートに含まれる栄養素と効能
チョコレートに含まれる栄養素の中で、効能・健康効果があると考えられているのは
・カカオポリフェノール
・カカオプロテイン
・テオブロミン
の3つです。
カカオポリフェノール
「ポリフェノール」と聞くと、ワインやコーヒーに含まれている成分を連想するかもしれません。
しかし、実際にはポリフェノールの種類は5000を超えており、すべて正式な名前が異なります。例えば、お茶に含まれているタンニンや、赤ワインに含まれているアントシアニンもポリフェノールの一種です。カカオに含まれているポリフェノールは、カカオポリフェノールといい、チョコレートの効能や健康効果の多くに関係している成分です。渋味や苦味を感じさせる成分でもあるため、効能を期待してカカオの割合が高いチョコレートを選ぶと、渋味や苦味も深くなります。
チョコレートに含まれたカカオポリフェノールに期待できる効能や健康効果は、主に血管に関連するものが挙げられます。
カカオポリフェノールは、摂取することで血管を広げて血圧の上昇を抑えたり、抗酸化作用によって動脈硬化の予防につながったりすると考えられています。
血行が良くなることで基礎代謝が向上するため、冷え性の改善や疲労回復、老廃物の排出による肌トラブルの改善が期待できます。
カカオプロテイン
カカオプロテインとは、カカオに含まれているタンパク質です。
チョコレートに含まれたカカオプロテインに期待できる効能や健康効果は、腸内環境の改善です。
カカオプロテインは難消化性の物質であり、小腸では消化されずに大腸まで届くと考えられています。大腸内で腸内細菌の栄養分となり、腸内環境を整えることが期待されています。
テオブロミン
カカオ特有の苦味成分とされるのが、テオブロミンです。
カカオの学名である「テオブロマ」に由来する成分であり、自然界では、ほぼカカオにしか含まれていません。
人に対しては効能や健康効果が期待できる成分ですが、犬や猫にとっては猛毒であり、食べさせるのは禁忌とされています。
チョコレートに含まれたテオブロミンに期待できる効能や健康効果は、自律神経に作用することで発生するリラックス効果です。
自律神経には2種類あり、行動力に作用する交感神経とリラックス時に作用する副交感神経がバランスを取ることで、日頃の活動や休息を適切なものにしてくれます。
体がストレスを感じると交感神経が優位になり、体は興奮状態に陥ります。このストレスが適度なものなら、健康に影響はありません。
むしろモチベーションにも作用するので、交感神経が活発になれば、運動や勉強、仕事を精力的に行う事が可能です。
しかし、常にストレスを感じて交感神経が優位になると、副交感神経が作用せずにリラックスするのが難しくなるため、不眠症や慢性的な疲労に繋がる恐れがあります。
テオブロミンには、この自律神経を整える作用があり、チョコレートを摂取することでリラックスして心を落ち着かせる効果が期待できます。
チョコレートで健康効果を高めるために
チョコレートには、さまざまな効能や健康効果が期待できます。ただ、それらを活かすためにはいくつかの注意点を守って摂取しましょう。
脂質に注意
チョコレートの中には、ハイカカオチョコレートのように、カカオ成分が豊富な種類があります。ハイカカオチョコレートはカカオ成分が70%以上で、通常のチョコレートよりも多く含まれています。ただ、相応に脂質が多く、摂取カロリーも高くなってしまいがちです。チョコレートに効能や健康効果を期待するのであれば、食べ過ぎないように注意が必要です。
妊娠期間や授乳期間は控えめに
チョコレートには、カフェインが含まれています。カフェインを過剰に摂取すると、赤ちゃんへの悪影響が考えられるため、注意が必要です。カフェインによって神経が興奮したり、利尿作用でトイレが近くなったりすることもあります。特にカフェインが多いチョコレートほど、食べ過ぎにならないようにしましょう。
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