冬が旬!れんこんの栄養 | やまかわ薬局

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2023年11月28日

冬が旬!れんこんの栄養

みなさんこんにちは。

朝晩の冷え込みが厳しくなってきましたが、みなさん体調を崩されてはいないでしょうか?

今回は、11月から旬を迎える栄養豊富な「れんこん」についてご紹介していきます!

 

キラキラ飾りのイラスト1■キラキラ飾りのイラスト1

 

 

【れんこんに含まれる栄養素

≪カリウム≫

れんこんには、身体に必要なミネラルの1つである「カリウム」が含まれています。

カリウムは、ナトリウムの排出を促して血圧の上昇を緩やかにして高血圧やむくみを予防する効果が期待できます。

また、カリウムは筋肉の収縮を良くしてくれる作用があります。不足すると痙攣などを引き起こすことがあるため、不足しないようにしっかりと補うことが大切です。

腕の筋肉のイラスト

 

≪ビタミンC≫

れんこんには「ビタミンC」が豊富に含まれています。その量はレモンの1.5倍といわれています。

ビタミンCは、コラーゲンの合成には欠かせないものですが、体内で作ることのできない栄養素なので食事から補う必要があります。

メラニンの生成を抑え、しみやそばかすを予防する効能や免疫力を高める効果もあるため風邪やがんの予防にも期待できます。

 

≪食物繊維≫

れんこんに含まれる食物繊維のほとんどは、水に溶けにくい「不溶性食物繊維」と呼ばれるものです。

不溶性食物繊維は、水分を吸って腸の中で大きく膨らみ排便をスムーズにし、便秘の予防・改善腸内環境を整えてくれます。

また、腸内の発がん物質も一緒に排泄してくれるので、大腸がんの予防効果も期待できるといわれています。

便秘の予防・改善は、コレステロールのコントロールにもつながり、血糖値の急激な上昇を抑えてくれる効果もあるため、ダイエットや糖尿病の予防にもつながります。

元気な腸のイラスト

 

 

≪ポリフェノール≫

れんこんには「タンニン」と呼ばれる「ポリフェノール」が含まれています。

れんこんを切った時に黒く変色するのは、ポリフェノールが含まれているためです。

タンニンは、抗酸化作用殺菌作用止血鎮痛作用などの効果が期待できるほか、下痢の緩和や改善などの効果も報告されています。

レンコンの断面のイラスト

このほかにも「カルシウム」・「マグネシウム」・「リン」など、れんこんには栄養が豊富に含まれています。

 

 

んこんの栄養を逃さず食べよう!

れんこんの栄養を逃さず摂るためのコツを3つご紹介します!

 

 1.生のれんこんを食べる

 2.汁ごと食べる料理にする

 3.焼いたり揚げたりして食べる

 

れんこんの栄養素を効果的に摂るためには、生で食べるがおすすめです。

れんこんに多く含まれる「ビタミンC」「カリウム」「タンニン」水に溶けやすい性質があるため、れんこんをゆでることで栄養素が流れ出て減ってしまいます。

熱には強いため、みそ汁やスープなどにして汁ごと食べられるようにすることで、水を使う調理法でも汁に流れ出てしまった栄養素を摂ることができます。

「ビタミンC」は一般的に熱に弱い性質がありますが、れんこんに含まれるビタミンCはでんぷん質で守られているため、加熱をしても減少しにくい、という特徴があります。

そのため、焼く、揚げるなどの熱を使う調理法もおすすめです。ぜひ参考にしてみてください!

天ぷらのイラスト

 

 

【れんこんの豆知識

≪「節」ごとに違う!れんこんの味わい≫

れんこんには「節」がありますが、実は「どの節か」によって味や食感、栄養が異なり、節ごとにおすすめの料理も変わってきます。

最初に膨らんだ根本部分の「長男」と呼ばれる節は、「でんぷん」が豊富でホクホク・もちもちした食感が特徴なので、煮物がおすすめです。

真ん中の節にあたる次男」は、先端と根元の中間の食感でホクホクとシャキシャキの両面を併せ持っています。天ぷらや、かば焼きはさみ焼きステーキどに適している万能部位です。

一番最後にできた先端部分にあたる三男」の節は、でんぷんが少なく「食物繊維」「ビタミン」が豊富といわれており、シャキシャキした食感が特徴です。そのため、サラダきんぴら炊き込みご飯酢れんこんなどの料理がおすすめです。

切って売られているとなかなか分かりませんが、れんこんは「丸みがあるもの」と「角ばっているもの」があり、丸いものは程よい歯ざわりでシャキシャキとしていて、角ばっているものは硬くてカリカリとしています。

サラダを食べたいときは丸みを帯びたもの、煮物にして食べたいときは角があるものを選ぶと良いそうです。

ぜひ参考にしてみてください!

レンコンの収穫のイラスト

 

≪たんぱく質と一緒に美肌効果アップ!≫

「ビタミンC」は、たんぱく質コラーゲンになるために必要不可欠な栄養素です。

れんこんにはビタミンCが含まれているため、たんぱく質が豊富な食材と食べるのがおすすめです。

また、れんこんに含まれている「カルシウム」は、たんぱく質が豊富な食材と一緒に取ることで、筋肉の修復や合成を促進しやすくなります。

鶏ひき肉と一緒に炒めたり、豚肉の薄切り肉で巻いて焼くなど、たんぱく質と合わせて食べてみてください。

つるつるのお肌の女性のイラスト

 

≪鉄の吸収率をあげよう!≫

「ビタミンC」は、「鉄」の吸収率を上げてくれます。

鉄は、吸収率が低いと言われているため、ビタミンCを含むれんこんを食べる時は、鉄を含む食材と一緒に食べることがおすすめです。

鉄を多く含む食材には、レバーや赤身肉、カツオや鶏卵、あさりや牡蠣、小松菜などに多く含まれています。

ステーキ肉のイラストカツオのイラスト白い卵のイラスト開いた貝のイラスト(あさり)小松菜のイラスト

 

 

煮物やお正月のおせち料理などで馴染み深い「れんこん」

秋から冬にかけて旬を迎える「れんこん」を是非、食卓に取り入れてみてはいかがでしょうか。

天丼のイラスト「海老天・れんこん・しそ・いんげん」

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