冬の水分補給について | やまかわ薬局

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2023年11月16日

冬の水分補給について

みなさんこんにちは!

突然ですがみなさん、最近水分補給はできていますか?

のどが渇いた人のイラスト(女性)

 

暑さで汗をかくことも少なくなり、喉もあまり渇かないからと水分補給を怠ると、脱水症状に陥ることがあります。

また、風邪対策の王道であるうがい、手洗いに加えて「水分補給」も大事な予防策のひとつなんです。

そこで今回は、冬のかくれ脱水を防ぐための予防法についていお伝えします。

 

 

冬の脱水症状とは

冬は、空気が乾燥し、さらに気密性の高い室内でエアコンなどの暖房器具を使用すると湿度が下がります。

乾燥した環境では、特に自覚がないまま皮膚や粘膜、あるいは呼気から、水分が失われる「不感蒸泄」が増えていきます。

また、汗を意識しない冬は水分を失っている自覚が少なく警戒心も下がり、

夏場に比べて水分の摂取が減りがちとなり、水分不足を引き起こす可能性があります。

<かくれ脱水のサイン>

・口の中に渇きを感じる
・口の中が粘つく
・唾液を飲み込みにくいことがある
・皮膚が乾燥し、ツヤがない
・食欲が沸かない
・便秘になりやすい
・体のだるさを感じる   など

 

冬は乾燥で無意識のうちに体の水分が蒸発しやすい!

体のほぼ半分を占める「」。

成人の場合は体重の約60%、65歳以上の高齢者の場合は約50%を水分が占めています。

体に含まれる水分のことを「体液」と呼びますが、体液は、汗や尿で体の外に出ていく水分と飲食によって体の中に入る

水分のバランスがとれることで、一定の量が保たれています。

しかし、夏の暑さや下痢・嘔吐などの体調不良を生じると、バランスが崩れ体液が不足しやすくなります。

さらに秋から冬にかけては、「乾燥」が原因で体液が不足しやすくなります。体液は汗や尿のほか、

皮膚からの水分蒸発によっても外に出ていきます。

湿度が低く、乾燥する季節はこの水分蒸発が進むため、より体液が失われやすい傾向にあります。

また、暑い夏に比べると喉の渇きを感じにくいため、水分を積極的にとらない人も多くなりがちです。

結果的に、体の外へと出ていく水分は多く、体の中に補給される水分は少なくなるため、体液が不足しやすくなるのです。

 

冬の脱水を防ぐには

1.定期的な水分補給

必要な量には個人差がありますが、1日1.5リットル程度を目安に2~3時間おきに水分をとる習慣をつけましょう。

高齢者の方は、のどの渇きを感じにくくなっているので2時間ごとに飲むようにするなど、時間を決めてこまめに水分補給をするのがおすすめです。

また、寝ている間にも水分は失われているので、就寝前と起床時にもコップ1杯のお水を習慣にすると効果的です。

2.白湯や常温の水で水分補給をする白湯のイラスト

水分補給には常温のお水か白湯がおすすめです。紅茶やコーヒーなどカフェインが含まれている飲み物には利尿作用があるので、水分をとっても体外に排出されやすくなってしまいます。

脱水症状を防ぐためには利尿作用がある飲み物はとりすぎないように注意しましょう。

3.3食規則正しく食べる食事をしている女性のイラスト

水やお茶を飲む以外に食事からも水分を摂取することができるので、1日3食きちんと食事をすることも脱水症状の予防には大切です。

献立にスープやみそ汁を取り入れることで水分の摂取量を増やすことができます。寒い時期には体が温まるので、積極的にとり入れたいですね!

4.室内の湿度を50~60%に保つ加湿器のイラスト

空気が乾燥していると不感蒸泄が促進されます。加湿器などを活用して室内の湿度を50~60%に保つようにすると効果的です。

また、湿度を50~60%に保つことでウイルスの働きも抑制できるので、風邪予防にも効果が期待できます。

そのほかにも、洗濯物や濡らしたタオルを室内に干したり、定期的に窓を開けて換気をすることなども乾燥対策に効果的です。

 

みなさん、いかがでしたでしょうか?

脱水症状は、夏だけではなく冬にも意外と起こりやすいということがわかりましたね。

寒くなると、のどが渇いたと感じにくくなりますが、脱水予防のためにもこまめに水分補給をするよう心がけてみてください!

小指を立てて飲む人のイラスト(女性)

また、水分補給と同時に、乾燥から身を守り、水分の蒸発を防ぐということも今の時期は大切です。

水分補給と一緒に乾燥対策も併せて行うとより効果的ですので、ぜひ実践してみてください!

 

 

 

 

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