室内での熱中症 | やまかわ薬局

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2023年7月14日

室内での熱中症

みなさん、こんにちは。

今年も気温が30℃を超える日が続くようになりました。

 

気温が高くなってくると気を付けないといけないのが、

もはやおなじみとなってしまった熱中症。

今年も熱中症で病院に搬送されたという話が聞こえてきており、対策が重要です。

 

室内で過ごす場合は、エアコンは頼もしい味方ですが、

電気代の値上がりもあり、

少しの暑さなら使わず過ごす方もいらっしゃるのではないでしょうか。

その時、気を付けていただきたいのが、

体感温度と、実際の気温の違いです。

 

特に高齢の方の場合

若い方に比べて、暑さや寒さを感じにくくなっている

という研究結果があります。

 

皮膚には、

温かさを感じる温点と、

冷たさを感じる冷点があります。

 

温点だと一定以上の温かさ、

冷点だと一定以下の冷たさを感じると、

感覚器が反応して脳に、あつい、冷たいと言った感覚を送ります。

 

感覚器が反応する一定の温度が、年齢とともに変化し、

昔は、例えば30℃くらいで温点が暖かさを感じていたのに

今は、35℃くらいでないと暖かさを感じないようになるわけです。

するとまだそんなに暑くないと感じていても、

気温は体感以上に高くなっていて、

体温が上がっていたり、体の水分が減っていたりして

熱中症に近づいている可能性があるのです。

 

対策の1つとして、シンプルでわかりやすいものが温度計です。

小学校で使ったような棒状温度計は

安価で販売しているものも多いですが、

見づらいのが難点です。

 

デジタル表示のものはちょっと高くなりますが

温度が見やすく、また湿度なども表示してくれるので、

除湿にするか冷房にするか判断するのにも便利です。

お宅にあったものを探してみてください。

 

余談として、

冷房の設定温度は28度にというのを長年耳にしてきたと思いますが

去年あたりから、それは誤解があるというお話が出てきています。

室温が28度以下になるよう、

エアコンの設定を変えたり、服装を調節したりして下さい、

というのがより正確なところです。

 

同じ部屋でも、例えば西に窓がある場合は、

午後は西日で室温が思った以上に上がる場合があります。

そんな時は、カーテンを閉めたり、設定温度を変更したりして

知らないうちに熱中症にならないよう気を付けていきましょう。

 

いかがでしたでしょうか。

より詳しい内容に興味がある方は是非お近くのやまかわ薬局まで!

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