旬の野菜「たけのこ」 | やまかわ薬局

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2024年5月25日

旬の野菜「たけのこ」

みなさんこんにちは。

今回は4月~5月に旬を迎える「たけのこ」についてです!

「たけのこ」は、寒い冬の間に土の中でエネルギーをたっぷりと溜めて、春に顔を出します。

そんな「たけのこ」に含まれる栄養や効能などについてご紹介していきます!

キラキラ飾りのイラスト4たけのこのイラスト(野菜)キラキラ飾りのイラスト4

 

【たけのこの栄養】

≪食物繊維≫

たけのこは、野菜の中でも「食物繊維」が多く含まれています。

中でも不溶性食物繊維であるセルロース」が豊富に含まれています。

「セルロース」は、腸内で水を含むと膨らみ便の量を増やすことで腸を刺激して便通をよくする働きがあるため、便秘対策腸内環境を整えるのに役立ちます。

快便のイラスト

 

≪オリゴ糖≫

たけのこにはキシロオリゴ糖という「オリゴ糖」が含まれています。

「オリゴ糖」は、腸内で善玉菌のエサとなり、善玉菌が増えるのを助けてくれます。

そのため、食物繊維と二つの効果で、整腸作用が期待できます。

元気な腸のイラスト

 

≪ポリフェノール≫

たけのこには抗酸化作用のある「ポリフェノール」が含まれています。

「ポリフェノール」は、美容や健康づくりに悪影響を与える活性酸素を除去してくれます。

過剰に発生した活性酸素は、細胞を傷つけて免疫機能の低下や動脈硬化、肌の老化やがんなどの原因となることが知られています。

免疫力の強い人のイラスト

 

≪パントテン酸≫

たけのこには「パントテン酸」という栄養も豊富に含まれています。

ビタミンB群に分類される「パントテン酸」は、3大栄養素の代謝に関わり、エネルギーを生み出す効能があります。

また、抗ストレス作用のあるホルモンの分泌を高める効果もあるため、ストレス対策にも有効と言われています。

ストレスを抱えている人のイラスト(女性)

 

≪アスパラギン酸≫

たけのこには、「アスパラギン酸」という栄養も含まれています。

「アスパラギン酸」はうまみ成分を持つアミノ酸の一種で、疲労回復体液のバランスを整えるなどの効能があるといわれています。

また、「アスパラギン酸」には尿の合成を促進する効果もあります。

 

≪グルタミン酸≫

たけのこにはアミノ酸の一種である「グルタミン酸」も含まれています。

「グルタミン酸」は、胃や腸を保護してくれる粘膜を形成して、消化吸収を促進する効果が期待できます。

また皮下脂肪や内臓脂肪をつきにくくしてくれるので、体脂肪が気になる方にもおすすめです。

体脂肪計に乗っている女性のイラスト

「たけのこ」には、この他にもカリウム」「亜鉛」など、栄養が豊富に含まれています!

 

【白い粉の正体】

たけのこの切り口に白い粉がついているのを見たことはありませんか?

実はこの白い粉の正体は、「チロシン」というアミノ酸が結晶化したものなんです。

「チロシン」には、疲労回復ストレスの緩和、脳を活性化してやる気集中力を高めてくれるなどの効能があります。

また、代謝や自律神経をコントロールする甲状腺ホルモン、皮膚や毛髪の黒色色素であるメラニンの原料になります。

アミノ酸は、タンパク質なので食べても身体に問題はありませんが、たけのこに付いている白い粉は、口当たりの悪さや苦味が気になる場合があるため、無理には食べず取り除いて調理して良いです。

 

【おすすめの食べ合わせ】

たけのこの豊富な栄養をムダなく摂るための、おすすめの食べ合わせをご紹介します!

 

≪発酵食品と一緒に食べる≫

腸内環境を整えたいときは、納豆キムチチーズなどの発酵食品と一緒に食べるのがおすすめです。

発酵食品に含まれる乳酸菌は、腸の中で善玉菌として働いてくれます。

たけのこに含まれる「オリゴ糖」が善玉菌のエサとなるため、より効率よく腸内環境を整えてくれます。

パック入りの納豆のイラスト キムチのイラスト チーズのイラスト(薫製)

 

≪色の濃い野菜と組み合わせる≫

たけのこは、ブロッコリーピーマンほうれん草などの色の濃い野菜との組み合わせもおすすめです。

たけのこは食べる際に下茹でが必要なので、水溶性の栄養素である「ビタミンC」の量が減ってしまいがちです。

色の濃い野菜には「ビタミンC」が豊富であるものが多いため、組み合わせることで減ってしまった「ビタミンC」を補うことができます。

ブロッコリーのイラスト(野菜) ピーマンのイラスト(野菜) ほうれん草のイラスト(野菜)

ぜひ参考にしてみてください!

 

筍の煮物のイラスト美味しそうにご飯を食べる男性のイラスト

春の味覚である旬の「たけのこ」いかがだったでしょうか。

栄養を効率よく摂れる食べ合わせなどもぜひ意識しながら、食卓に取り入れてみてください!

 

 

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