旬の野菜「ほうれん草」 | やまかわ薬局

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2023年11月10日

旬の野菜「ほうれん草」

みなさんこんにちは。

11月に入り、日に日に秋が深まる季節となりました

今回は、これから旬を迎える「ほうれん草」の栄養と効果、そしてちょっとした豆知識もご紹介していきます!

キラキラ飾りのイラスト5ほうれん草のおひたしのイラストキラキラ飾りのイラスト5

 

 

【ほうれん草の栄養】

 

ビタミンA・β-カロテン≫

ほうれん草に含まれる「ビタミンA」は、皮膚や粘膜、髪を健康に保ち、視力を維持してくれる効果が期待できます。

「β-カロテン」は、体内で必要に応じて「ビタミンA」に変わる栄養素です。

ほうれん草に含まれる「ビタミンA」や「β-カロテン」は、野菜全体と比較しても平均を大きく上回る含有量で小松菜やチンゲン菜と比べても豊富に含まれており、「ビタミンA」はキャベツの約87.5倍といわれています。

ツヤツヤの髪の女性のイラストビタミンA視力検査をしている女性のイラスト

 

 

≪鉄分・葉酸≫

ほうれん草には「鉄分」も多く含まれています。

鉄分は体内で赤血球のヘモグロビンや筋肉の中にあるミオグロビンに含まれるほか、肝臓や骨髄、筋肉などに蓄えられています。

女性に多く見られる貧血ですが、鉄分が不足すると鉄欠乏症貧血になってしまうことがあります。赤血球を作る材料でもある鉄分は、貧血や冷え症の予防も期待できます。

また、ほうれん草には造血のビタミンとも呼ばれる鉄分の吸収を促す「葉酸」も含まれており、鉄分と葉酸を同時に摂取することができます。

妊娠中や授乳中の方は、特に鉄分が不足しやすい傾向にあるため積極的に摂っていただきたい栄養素です。

元気な妊婦さんのイラスト

 

 

≪カリウム≫ 

実はほうれん草には、にんじんの約2倍以上の「カリウム」が含まれています。

カリウムは、過剰に摂取したナトリウムを体の外に排出する効能があります。体内のナトリウム量を調節して、高血圧やむくみの予防などにも役立ちます。

太ももの贅肉を気にする女性のイラスト

 

 

≪ビタミンK≫

ほうれん草には、止血のビタミンと呼ばれる「ビタミンK」も多く含まれています。

ビタミンKは、正常な止血をするために補酵素となって働く重要な栄養素です。ケガや手術の際に、傷口の血液をゼラチン状に固めて止血してくれます。

また、丈夫な骨を作るために必要な栄養素で、カルシウムが骨に沈着するために必要なタンパク質を活性化する効能もあります。

注射の後の止血のイラストビタミンK元気な骨のキャラクター

 

 

≪ビタミンC≫

ほうれん草に含まれるビタミンC」には抗酸化作用があるため、動脈硬化や脳卒中、心筋梗塞の予防に効果があるといわれています。

また、肌のハリに大切なコラーゲンの生成にも関わるので、美肌の維持には欠かせない栄養素です。

さらに、「ビタミンC」「ビタミンE」を一緒に摂ることで抗酸化作用を高めることができるので、ビタミンEが多く含むごまを使った「ほうれん草のごま合え」はおすすめの食べ方のひとつです!

ビタミンCつるつるのお肌の女性のイラストビタミンEほうれん草の胡麻和えのイラスト

 

 

≪シュウ酸≫

ほうれん草には「シュウ酸」も含まれています。

シュウ酸は、体内の「カルシウム」と結合して「シュウ酸カルシウム」に変わり、尿路結石の原因となってしまいます。

そのためカルシウムの摂取は控えたほうがよいと思われがちですが、実際はその反対で、カルシウムを摂ることで腸中のシュウ酸と結合し、便と一緒にシュウ酸を体の外に排出する働きをしてくれるので、尿路結石の予防に役立ちます。

そのため、ほうれん草を食べる時はカルシウムを多く含む食品と一緒に摂取するのがおすすめです。

健康な腸のキャラクター

 

≪マンガン≫

ほうれん草の根本には「マンガン」という栄養素も含まれています。マンガンは骨の形成を助けてくれる効果があるといわれています。

ほうれん草には葉や茎の部分だけでなく、根本にもしっかりと栄養素が含まれています。

調理の時に切って捨ててしまいがちですが、根本まで美味しく頂くようにぜひ心がけてみてください。

強い骨のキャラクター

 

 

【美味しいほうれん草の選び方!】

スーパーなどでより美味しいほうれん草を見分けるコツをご紹介します!

ほうれん草を選ぶ際にぜひ参考にしてみてください。

 

≪葉での選び方のポイント!≫

葉にはりがある

葉の表裏の緑色が濃くフレッシュ感がある

茎の間から小さな葉がでていて密集している

キラキラ飾りのイラスト1ちぢみほうれん草のイラストキラキラ飾りのイラスト1

葉が黒ずんでいたり、萎れているものは鮮度が低下してきていますので、早めに使い切ることをおすすめします。

また、葉の色が濃いものは栄養価が高いと思われがちですが、黒っぽいものはアクが強い場合があるため 注意が必要です。

 

 

≪茎での選び方のポイント!≫

茎が太すぎず細すぎない

 

茎が太すぎるとアクが強い傾向があり、逆に細すぎると葉も細くなり味が悪くなってしまうそうです。

アクが少なく生食に適している茎の赤い「赤茎ほうれん草」という品種もあります。

 

 

≪根元での選び方のポイント!≫

根元が綺麗な桃色

切り口が大きく新鮮なもの

キラキラ飾りのイラスト1ほうれん草のイラスト(野菜)キラキラ飾りのイラスト1

根元が桃色のものは新鮮だといわれています。

根元には体の骨をつくる「マンガン」などの栄養素や貧血予防に必要な「鉄分」が多く含まれています。

調理の際は、切って捨てないようにして、多くの栄養素を余すことなく摂取してくださいね!

 

 

一年を通してスーパーなどで購入することができる「ほうれん草」ですが、旬である冬の時期に食べることで、糖度も高く栄養価も高いためより美味しくたくさんの栄養を摂ることができます。

今が一番の食べ頃である「ほうれん草」をぜひ食卓に並べてみてはいかがでしょうか。

野菜が好きな子供のイラスト

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