みなさんこんにちは!
梅雨にはいり、じめじめとした天気が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。
梅雨という言葉には「梅」という漢字が使われていますよね。
これは中国で梅の実が熟す初夏の時期と雨が続く時期が重なることが語源の一つといわれています。
日本でもちょうど同じ頃に梅が旬を迎えるため、
この時期に梅酒や梅干しを楽しんでいる方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は梅についてご紹介します!!
梅とは??
梅はバラ科・サクラ属の植物で、梅の花は1月~3月にかけてピンク色に咲き、
梅の果実は5月から6月にかけて成熟します。
花の観賞用に作られた「花梅」と、果実の採取を目的にした「実梅」があり、
その種類は500種類以上あります。
梅の実は、まだ熟していない青い時期にはアミグダリンという青酸配合体の一種が含まれているため、
そのまま食べることはできません。
しかし成熟するにつれてこのアミグダリンは分解されて消えていき、
私たちが食べることができるようになるのです。
梅に含まれる栄養素
クエン酸
梅というとすっぱいイメージがあると思いますが、そのすっぱさは主にこのクエン酸によるものです。
クエン酸は、体内でエネルギーを作り出すクエン酸回路の構成成分であるため、
疲労回復作用があるといわれています。
また、クエン酸はミネラルが効果的に働くのを助けるキレート作用を持っているため、
カルシウムや鉄などの吸収促進も期待できます。
唾液の分泌を促進する働きもあるため、食欲の増進にも繋がります。
ビタミンE
梅にはビタミンEが豊富に含まれています。
ビタミンEは抗酸化作用を持っており、
老化や動脈硬化などの生活習慣病の原因といわれてる過酸化脂質の産生を抑制する働きがあります。
また、血液の循環をスムーズにする働きや、ホルモンバランスを整える働きもあるといわれています。
カリウム
梅はカリウムも多く含んでいます。
カリウムはミネラルの一つで、細胞内の浸透圧を調整したり、
水分を保持したりする働きがあります。
カリウムは摂りすぎてしまったナトリウムを体外に排出する作用もあるため、
血圧の上昇を抑える効果があるといわれており、むくみの改善にも役立ちます。
保存方法
スーパーなどで買ってきたら、なるべくはやくに加工するのが望ましいです。
追熟させる場合は、新聞紙にくるみ、風通しのいいところでの保存がおすすめです。
冷蔵庫での保存は、低温障害を起こし、梅が茶色くなってしまう原因にもなるので避けてください。
どうしてもすぐに加工ができない場合は、冷凍するようにしましょう。
梅を楽しもう!!
梅は身近な食材で、様々なものに加工して楽しむことができます。
単体で梅酒や梅シロップ、梅干しなどにするのもいいですし、いつもの料理に梅を加えてアレンジするのもいいですよね。
梅には多くの栄養が含まれているので、是非この機会に挑戦し、作って食べて梅を楽しんでみてはいかがですか。