先月は母の日をご紹介しましたので、今月はについて。
世の中のお父様方、お待たせいたしました
今年の父の日は6月18日になります。
父の日の歴史
父の日は、母の日と同じくアメリカ発祥の祝日です。
誕生したきっかけは、ソノラ・スマート・ドットという女性の嘆願によるもの。
ソノラの父親は軍人で、南北戦争から復員した後に男手ひとつで6人の子どもたちを育て上げたのだそうです
6人兄弟の末っ子だったソノラは、ある日教会で行われていた説教を聴き、母の日があることを知りました。
そこで、「母をたたえる日があるならば、父をたたえる日があるべきだ」と思い、父の偉業を称えようと1909年に牧師協会へ
「父親へ感謝する日も作ってほしい」と嘆願しました。
そしてその思いによって1910年6月19日に、初めて父の日の式典が開催されたのだそうです。
ちなみに、なぜ式典が開催されたのが6月だったのかというと、ソノラの父の誕生月だったからといわれています。
父の日の由来は育ててくれた自分の父親に対して、「感謝を伝えたい」という気持ちからだったのですね。
父の日はバラの花
母の日の花がカーネーションなのに対し、父の日の花はバラ。
その理由は、ドッド夫人が父親の墓前に白いバラを供えたからだと言われています。
しかし日本では黄色いバラを贈るのがメジャーです。
これは、日本ファーザーズ・デイ委員会が開催する「父の日黄色いリボンキャンペーン」が影響していると言われています。
このイベントでは、「幸福」や「喜び」の象徴であり「愛する人の無事を願う」という意味が込められている黄色を
父の日のイメージカラーとしたのです。
このことから、父の日には黄色のバラをギフトとして贈ることが定着しました。
黄色のバラには「献身」「さわやか」といった花言葉があり、お父さんへ感謝の気持ちを伝えるのにぴったり。
ただし、一方で黄色のバラには「嫉妬」などネガティブな花言葉も持っています。
そのため、花言葉にこだわって父の日に花を贈りたい方は、黄色のバラの伝えたい花言葉をメッセージカードに書いて一緒に渡したり
他の伝えたい花言葉を持った花と組み合わせたりするといいかもしれませんね。
2009年から花屋さんのPRでひまわりも人気なんだそうです。
ひまわりの花言葉は「憧れ」「崇拝」で、こちらも尊敬するお父さんにオススメです。
また元気や明るいイメージもあることから、お父さんにいつまでも元気でいてほしいという
願いも込められているのではないでしょうか。
いつの時代でも、お父さんに感謝を伝えたい、元気になってもらいたい。そんな人々の気持ちがあるんですね。
お父さんにお花を贈る機会もなかなかないので、この機会にぜひ感謝の気持ちとともに贈ってみてはいかがでしょうか