みなさん、こんにちは。
毎日まだまだ暑いですが、朝晩は少しずつ秋らしい涼しさがでてきましたね。
みなさんは急に耳が塞がったような感覚がする、周りの音が遠くに感じたりしたことはありますか?
今回は日常生活で「耳」が聞こえづらくなる原因をご紹介していきたいと思います。
日常生活で引き起こす聞こえづらい原因
耳に異物が入っている、耳掃除のし過ぎ
耳垢が詰まっている、耳に水や、虫が入ってしまうと耳に蓋をしたような聞こえになったり、耳鳴りだと勘違いしたりしてしまいます。
その場合はその原因を取り除きましょう。
しかし、原因を取り除こうと過度に耳を掃除し過ぎてしまうと耳の中が傷つき、痒みや痛みが出たり
聞こえづらくなってしまうことがありますので注意してください。
鼓膜の損傷
耳をぶつけたり、耳掃除中に子供とぶつかったりすると鼓膜が破れてしまい、聞こえづらくなります。
大きな音を瞬間的に、または長期間聴いた
瞬間的に大きな音を聴いたり、工事現場のような断続的に大きな音を聴いていると聞こえづらくなります。
今多いのは大音量を長時間イヤホンやヘッドホンで聴くことで引き起こされる「騒音性難聴」(音響性難聴)です。
これは、耳を過剰に使用することで、音を伝える役割をしている有毛細胞が徐々に壊れることが原因です。
耳鳴りがしたり、両耳が詰まった感じがしたり自覚症状はあるものの、少しずつ進行していくため
気が付きづらく、悪化すると聴力の回復は困難になる病気です。
WHOでは、11億人もの世界の若者たち(12~35歳)が、リスクにさらされているとして注意を呼び掛けています。
騒音性難聴になるリスクは、大人で「80dBで1週間あたり40時間以上」子どもで「75dBで1週間あたり40時間以上」としています。
dBは音の強さを示す単位です。dBの目安は以下の通りになっていますので、参考にしてみてください。
・120dB:救急車などのサイレン、飛行機エンジンの近く
・110dB:コンサート会場、自動車のクラクション
・100dB:電車が通るときのガード下
・90dB:芝刈り機、騒々しい工場内
・80dB:交差点、電車内
・70dB:街頭、2m近くで聞くセミの鳴き声
・60dB:掃除機
ストレス
ストレスが長く続くと、自律神経が乱れやすくなり聞こえにくくなることがあります。
同時に耳鳴りやめまいが起こることも多くそれらの症状がストレスとなり、さらに症状を悪化させる悪循環に陥ることがあります。
耳の健康を保つには?
過度な耳掃除をしない、大きな音を長時間聴かないようにしましょう。
ヘッドホンやイヤホンで音楽を聴くときは、1時間に1回10分くらいの休憩をはさみましょう。
食事にはビタミンやミネラルが多く含まれる黒ゴマ、ほうれん草、海草類などを積極的に摂り入れた、バランスのよい食生活をしましょう。
また、ストレスや疲労を溜めず、良質な睡眠を心掛け、1年に1回病院で聴力検査をしましょう。
耳のツボを押してみる
自律神経を整える「神門」(しんもん)というツボが耳の上のほうにあるY字形の軟骨のくぼみの間あたりにあります。
①親指と人差し指で神門の部分をつまみ、斜め上に3秒ほど引っ張ります。
②同じように耳の中央部分をつまみ横に3秒引っ張ります。
③耳たぶをつまみ、下に3秒ほど引っ張ります。
これを3回ほど繰り返してください。入浴後の血行が良い状態ですると効果的です。
これは病気かな?と不安になったら早めに病院に言って治療してもらってくださいね
いつまでも健康な耳でいられるように、予防していきましょう。