今回は離乳期、幼児期における噛むことの大切さについてお話ししたいと思います。
心も体も大きく成長する離乳期、幼児期は、
子どもの咀しゃく機能と食習慣を育てる大切な時期です。
この時期に、いろいろな種類の食品を工夫して調理し、
食べ物の大きさや硬さの変化を経験することで、様々なよい効果があります!
良く噛むことで こんなにいいこと「ひみこのは」!
肥満の防止・・・よく噛んで食べるべると肥満を防いでくれます。
また、血液中の糖分が上がり、お腹がいっぱいと感じるため食べ過ぎを防いでくれます。
味覚の発達・・・よく噛んで食べると,味覚が発達します。
ご飯やパンを何度も噛んでいると、甘さを感じるようになります。
他の食べ物でも、噛めば噛むほど食べ物のおいしさを感じることができ、
食べ物の本当の味がよくわかるようになります。
言葉の発達・・・・よく噛んで食べると,言葉の発音がはっきりします。
噛むためには、あごを動かさなければならないため、
よく噛むといつの間にかあごがきたえられ、あごの動きもよくなります。
話をするときにもあごがよく動くので,発音のはっきりした話し方になります。
脳の発達・・・よく噛んで食べると、脳がきたえられます。
食べ物が口にはいると、舌や歯が刺激を受けて脳にその様子を送り、
「強く噛め」、「弱く噛め」といった司令を出します。
つまり噛んでいるときは、脳がよく働いているのです。
噛むことで脳に血液もたくさん流れ,脳に栄養分も送られるので,
脳の働きをよくしてくれます。
歯の病気予防・・・よく噛んで食べると、歯の病気を予防できます。
食べ物は小さ砕かれ、口の中に唾液がたくさん出ることでお口を清潔に保ち、
むし歯を防ぐことにもなります。歯ぐきもきたえられ、歯周病からも守られます。
口の発達に合わせた食べ物のかたさ
幼児期はまだまだ噛む練習の時期です
幼児期は歯ぐき(乳歯)食べの発達が進み次第に上手になっていきます。
第一臼歯も生えて、ある程度かたい物がかみつぶせるようになりますが、
大人と同じように全てかみつぶせるわけではありません。
人によって個人差があるので調理形態を考えてあげたり、
人とは比べず、子どもがどのような食べ方をしているか、
見守ってあげることが大切です。
食事のスピードが速く食欲旺盛な子は要注意!
食事のスピードは幼児期に最も多いトラブルと言われており、
を与えたことが原因として考えられます。
少し柔らかめの食事に戻して、舌を左右に動かし、
噛むことの練習をしましょう。お母さん、お父さんが食べ方を見せてあげたり
「20回くらい噛もうね」と一緒に数を数えたりといった親子との協力が必要です♪
たくさん噛んで健康な歯を育てましょう◎
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