梅雨もあけて夏がやってきましたね。
今日は旬のすいかについて紹介します。
すいかの栄養・効能
◎疲労回復と利尿作用
すいかの果肉や種子に多く含まれるカリウムは、疲労回復や利尿作用があるとされています。夏の暑さで衰えた身体に優しく、夏バテに効果がある食材の一つです。またすいかは90%が水分のため低カロリーの果物であり、1切れ60kcal(100gは37kcal)です。しかしたくさん食べるとお腹を壊すこともあるので、食べ過ぎには注意しましょう。
◎赤肉すいかはカロテンの宝庫
赤肉すいかの色素にはβカロテンとリコピンが大量に含まれています。βカロテンは抗発ガン作用や免疫機能を正常に保つ作用がありますが、その他にも体内でビタミンAに変換され、髪の健康維持や、視力維持、粘膜や皮膚の健康維持、そして、喉や肺など呼吸器系統を守る働きがあるとされています。また、リコピンは、活性酸素を減らす働きがあり、老化予防に効果的であり、更に呼吸器系の免疫力を高めるともいわれています。
◎血流を改善するシトルリン
すいかには血流を改善するシトルリンという成分が含まれており、冷え性・肩こり・むくみ改善に効果があるとされています。
すいかの選び方
◎おいしいすいかとは…
すいかは収穫されるとその時点で成長が止まり追熟はしないので、買う時点でしっかりと熟した甘いものを選ぶ必要があります。糖度は12度以上がおすすめです。
すいかは熟すとツルの付け根の部分が少しくぼみ、その周りが盛り上がったような形になります。また、ツルが付いている場合は、ツルが緑色の物が良いでしょう。
すいかには薄い緑の表面に濃い緑の縦模様がありますが、濃い縦模様の部分が少しへこみ、模様の無い部分は膨らんでいます。この凹凸がはっきりしているほど良く熟し甘味が強いすいかの傾向があります。
保存方法
◎すいかは買ったら早めに食べる
すいかは追熟せず、劣化が早いため、買ったらすぐに食べましょう。すいかは8℃から10℃位が最も美味しく感じ、それ以下の温度に下がると甘味がどんどん減ってきてしまいます。丸ままのすいかは風通しが良く、比較的涼しいところに置いておくことをおすすめします。
◎すいかの冷凍保存
すいかは水分が多く、生食する場合は冷凍保存に向いていません。ただ、スムージーやシャーベットに使うのであれば冷凍する事が出来ます。その場合は、冷凍庫から出してすぐに使えるように、皮を切り落とし果肉だけの状態にしたうえで、ボールの中で潰して種も綺麗に取り除いたものをジップロックなどの保存袋に入れ、平たく伸ばした状態で冷凍しておくと便利です。
食べ方
◎すいかの冷やし方
すいかは食べる直前、1時間くらい前に冷やすようにしましょう。丸のままの場合は、バケツや桶に入れ、すいかの上にタオルなどを被せて水道水を垂らすようにします。また、キャンプなどではよく川にすいかを浸けておいたりしますよね。あれが一番美味しい食べ方です。
◎すいかは中心部が最も甘い
すいかは中心部分が最も甘く、皮に近づくにつれ糖度が下がっていきます。切る場合は、甘い部分がみんなにいきわたるように、中心部分から放射状に切ると良いですよ。
これからさらに暑くなってすいかの出番も増えると思います。
美味しく食べて、夏も元気に過ごしましょう!
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