サプリメント | やまかわ薬局

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2015年12月4日

サプリメント

こんにちは 冬眠中の熊のイラスト

今年も残すところあと1か月になりました。

本当に月日が経つのは早いですね。

 

今回は、サプリメントサプリメントのイラストについてお話ししたいと思います。

皆さんはサプリメントを利用していますか

一般的にサプリメントは、通常の食事で不足しがちなビタミン、ミネラルなどの栄養素の摂取を補給するための食品とされています。

サプリメントは、あらゆる層に浸透しており、最近では体の発達が未成熟な幼児にまで及んでいるといわれています。子供用の製品も出回っていますが、多くは輸入品で有効性や安全性が不明瞭なものもあり健康被害が懸念されています。

栄養素は多く取れば良いものばかりではありません。多く取りすぎると身体に有害な影響を及ぼす恐れがあるものもあります。

例えば、ビタミンには水溶性ビタミンと脂溶性ビタミンがあります。水溶性ビタミンは、水に溶けやすく過剰に摂取しても尿としてすぐに体内から排泄されます。しかし、脂溶性ビタミンは摂取後もしばらく体内に蓄積されてしまうため過剰症になりやすいので特に注意が必要です。

 

 サプリメントをとるときの注意点 

自分の栄養状態を把握する

メモを取っている男性会社員のイラスト毎日の食事内容を書き出します。野菜が不足しているようならビタミンCが牛乳や乳製品の摂取が少ないならカルシウムが不足しているなど目安をつけます。そこから自分に不足していると思われる栄養素をサプリメントから適量摂るようにします。

 

海外からの個人輸入に注意する

ネットショッピングのイラスト

海外のサプリメントの中には日本では認可されていない成分を含んでいたり、医薬品扱いになっているものもあります。また、製造会社、対象年齢などの記載が不明瞭なものもあるので注意が必要です。

 

服用中の薬との飲み合わせ

薬剤師と相談をしているイラスト

普段から薬を服用されている場合はサプリメントが薬の作用を阻害してしまうことがあります。サプリメントを利用する際にはかかりつけの医師か薬剤師に必ず相談してください。

 

最後に日本人に不足しがちな栄養素を紹介します。

【  カルシウム  】瓶入り牛乳のイラスト

カルシウムは骨や歯を形成し、血液などにも含まれています。筋肉や神経の働きを正常に保ちます。

カルシウムは、乳製品や大豆製品に多く含まれています。また、ビタミンDと一緒に摂ると吸収率が上がるといわれています。

不足すると、骨量が減り骨軟化症や骨粗しょう症をおこします。

吸収率が低いため過剰症になることは滅多にありません。しかし、サプリメントで摂りすぎると高カルシウム血症を起こして腎臓や血管に障害が出ます。また、尿路結石を起こすこともあります。

【  鉄  】焼き鳥のイラスト「レバー」

赤血球中のヘモグロビンの構成成分として重要で全身に酸素を供給します。

月経のある女性は鉄が損失されやすいので必要量が多くなります。女性には特に重要な栄養素です。

レバーや海藻類に多く含まれています。ビタミンCと一緒に摂ると吸収率が上がるといわれています。

不足すると鉄欠乏性貧血になります。酸素が全身に供給されず、疲れやすくなったり、持久力がなくなったりします。頭痛や動悸、息切れ、食欲不振などの症状が現れることもあります。

吸収率が低いため過剰症になることは滅多にありません。しかし、サプリメントで過剰に摂り続けると嘔吐などの胃腸症状などを引き起こします。

 

バランスの良い食生活を送っていれば必要不可欠な栄養素は十分に摂れ、問題はありません。しかし、不規則な食事や偏食、少食などをすると栄養素不足になってしまいます。それを手軽に補うためサプリメントに頼りがちですが必要な栄養素を完璧に摂ることはなかなか難しいです。

初めからサプリメントに頼りきるのではなく、

まずは自分の食生活から見直しましょう

そのうえで不足する栄養素を補う程度にサプリメントを利用しましょう。

 

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