不眠症 | やまかわ薬局

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2022年10月6日

不眠症


みなさんこんにちは!

寝苦しい夜からだんだんと心地よい気温になってきたのではないでしょうか?

しかし、日本では約5人に1人が不眠の症状で悩んでいるとされています。

今回は不眠症についてお話ししようと思います。

 

 

不眠症とは、夜寝つきが悪い、眠りを維持できない、朝早く目が覚める、眠りが浅く十分眠った感じがしないなどの症状が続き、

よく眠れないため日中の眠気、注意力の散漫、疲れや様々な体調不良が起こる状態を指します。

 

不眠症には4つのタイプがあります。


入眠困難:床についてもなかなか(30分~1時間以上)眠りにつけない

中途覚醒:いったん眠りについても、翌朝起床するまでの間、夜中に何度も目が覚める

早朝覚醒:希望する時刻、あるいは通常の2時間以上前に目が覚め、その後眠れない

熟眠障害:眠りが浅く、睡眠時間のわりに熟睡した感じが得られない


なお、これらの症状は同時に複数現れることがあります。

 

 

不眠を感じたらどうしたらいいのでしょうか?

日常生活の中にも不眠を改善するための対処法があります!

 

就寝・起床時間を一定にする

   ・・・体内時計の乱れを整えましょう!

太陽の光を浴びる

   ・・・強い光には体内時計を調整する働きがあり、光を浴びてから14時間以降に眠気が現れると言われています!

適度の運動をする

   ・・・ほどよい肉体的疲労は心地よい眠りにつながります!

自分流のストレス解消法を

   ・・・音楽・読書・スポーツ・旅行など、自分に合った趣味をみつけて上手に気分転換しましょう!

寝る前にリラックスタイムを

   ・・・睡眠前に副交感神経を活発にさせることが良眠のコツ!

寝酒はダメ

   ・・・飲酒後は深い睡眠が減り、早朝覚醒が増え、睡眠の質がさがります!

快適な寝室づくりを

   ・・・ベッド・布団・枕・照明などは自分に合ったものを選び、適温で過ごしましょう!

 

 

では、不眠症治療薬にはどういったものがあるのでしょうか?

一例ではありますが、以下のようなものがあります。

 

超短時間型:ゾルピデム(マイスリー)、ゾピクロン(アモバン)、エスゾピクロン(ルネスタ) など

短時間型:ブロチゾラム(レンドルミン)、ロルメタゼパム(ロラメット、エバミール)、リルマザホン(リスミー) など

中時間型:フルニトラゼパム(ロヒプノール、サイレース)、二トラゼパム(ベンザリン、ネルボン)、エスタゾラム(ユーロジン) など

長時間型:クアゼパム(ドラール)、フルラゼパム(ダルメート、ベノジール) など

オレキシン受容体拮抗薬:ベルソムラ、デエビゴ

メラトニン受容体作動薬:ロゼレム

抗不安薬:トラゾドン(レスリン、デジレル

 

 

大切なのは眠れないことを一人で悩まないこと。

その心配する気持ちそのものが、不眠を悪化させるだけではなく、こころやからだに悪影響を与えているのかもしれません。

どうしても不眠が治らないときにはまずかかりつけ医に相談してみてください。

 

参考:
e-ヘルスネット(厚生労働省) (mhlw.go.jp)
スイミンネット(Suimin.net)|不眠・眠りの情報サイト スイミンネット

 

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