みなさんこんにちは!
寒い日が続きますがいかがお過ごしでしょうか?
今回は健康に長生きするためにはどのような食事を心がけたらよいか?というお話をしたいと思います!
平均寿命と健康寿命
まず初めに、皆さんは平均寿命と健康寿命の違いをご存知ですか?
平均寿命とは、わかりやすく言えば0歳から死ぬまでの期間の事です。
健康寿命とは病気などで制限されることなく、日常生活において健康で自立的に生活できる期間の事です。
私たちの寿命は延び続け、今では“人生90年”に手が届こうとしています。
しかし一方で、自立した生活を送れる期間である健康寿命が、
平均寿命より男性は約9年、
女性は約12年も短いことが分かりました。
これは支援や介護を必要とする期間が、
平均で9~12年間もあるということです。
要支援・要介護状態とは、日常生活において健康で自立的に生活できなくなる状態のことです。
そしてこの要因の第1位は「運動器の障害」だということをご存知ですか?
運動器の障害とは、骨や関節、筋肉など運動器の衰えが原因で、
歩行や立ち座りなどの日常生活に障害を来たしてくることです!
要介護や寝たきりは、本人だけでなく家族など周囲の人にとっても問題になります。
自分のみならずあなたの大切な家族や友人などのためにも体の健康を維持することが大切です。
寝たきりの敵は低栄養!
最近「体重がなんだか減ってきた」「風邪にかかりやすい」「体力が落ちてきた」という方はいらっしゃいますか?
当てはまる方がいればそれは低栄養の可能性があります。
近年、高齢者の低栄養が問題となっており、低栄養または低栄養のおそれのある高齢者は全体の約7割であるという調査結果があります。
低栄養とは、エネルギーとたんぱく質が欠乏し、健康な体を維持するために必要な栄養素が足りない状態をいいます。
低栄養になると、脱水、認知機能の低下、骨量の減少、免疫力・筋力・体力の低下、病気にかかりやすいといった症状がでてくることで、その結果寝たきりになる可能性もあります。
低栄養は、好き嫌いの多い人、高齢者だけの二人暮らしや独居の人、油脂や卵、肉を控えている人、噛む力・飲み込む機能が低下している人でなりやすいと言われています。こういった方々は、食事に偏りがでたり、食事量が減り、必要な栄養素が不足しています。
そこでバランスの良い食事が必要となってきます。
バランスの良い食事を摂りましょう!
血や肉となるたんぱく質、
体の調子を整えるビタミンやミネラル、
食物繊維に分けられます。
体力と抵抗力を保つためにエネルギーを、元気に動ける骨格筋を保つために良質なたんぱく質を、十分に摂りましょう。
ベースとなるこれらの栄養をしっかり摂った上で、骨や筋肉に必要なカルシウム、体の調子を整えるビタミンやミネラル、食物繊維などをバランスよく摂ることが大切です。
一回の食事に必ず入れて、良質なたんぱく質をしっかりとりましょう。
目安としては、片手の手のひら一杯分です。
食事における大事なポイント
1、1日3食きちんと食べましょう。1回に食べる量が少ないため、1日3食食事をしないと1日に必要なエネルギーやたんぱく質が不足します。
2、よく噛んでたべましょう。噛めば噛むほど唾液がたくさん出て消化を助けます。よく噛んでゆっくり味わって食べましょう。
3、食欲がわいてくる工夫をしましょう。旬や産地にこだわった食材、彩り、 食器、盛り付け、雰囲気などにも変化を持たせてみましょう。
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