みなさん、こんにちは。
1年中スーパーに並んでいる身近な食材の「卵」
去年は鳥インフルエンザの影響で卵が手に入りにくい時期もありましたが、基本的には
すぐ手に入りやすく、和食、洋食、中華など料理の幅もきかせやすい万能食材です。
今回はその「卵」についてお話していきましょう。
卵まるごとの栄養の塊
卵白
人の体を健やかに作り上げるのに欠かせない低脂肪なタンパク質や、糖質脂質の代謝を促すと言われるビタミンBが含まれています。
さらに約88%が水分なのでとてもヘルシー!
卵黄
レシチンという脂質の一種があり、生命維持や脳を機能させるために使われるなど、生活習慣病の予防などにも効果的です。
カラザ
白身の繊維の部分にあり、取り除いてしまう方も多いのではないでしょうか。
私も実は取り除いてしまっていました・・・
しかし、カラザは、シアル酸やビタミンB群、カルシウムなどが豊富な部分です。
シアル酸は抗酸化作用があり、免疫力向上にも役立つため、取らずに調理するのがオススメです。
薄皮
ヒアルロン酸やコラーゲンなどの保湿成分が豊富に含まれていて、
スキンケア製品の原料として用いられたり薄皮パックとして使われたりもします。
「完全栄養食品」
卵はアミノ酸スコアという私たちの体では作り出すことのできない9種類の「必須アミノ酸」をバランスよく含まれています。
「必須アミノ酸」とは、バリン、ロイシン、イソロイシン、メチオニン、リジン、トリプトファン、フェニルアラニン
スレオニン、ヒスチジンの9種類。
さらに、体にとっての必要な5大栄養素である、炭水化物・脂質・タンパク質・ミネラル・ビタミンも含まれていることから
完全栄養食品と呼ばれています。
ちなみに、お弁当に使いやすいうずらの卵は、鶏卵の1/6程度の大きさしかありませんが
100gあたりの栄養素でみるとうずらの卵は鶏卵に比べてビタミンB12 が4倍、鉄分が2倍含まれているそうです。
小さくても侮れません!!
しかし、どちらの卵にも食物繊維とビタミンCは含まれていないので
食事の際は野菜やフルーツを一緒に食べて補うとより良いですよ。
卵を食べるメリット
・疲労回復、免疫力アップ
・筋肉を活性化、痩せやすい身体づくりのサポート
・コラーゲン、毛髪を健康的に保つ
・肌のシミやシワを予防
・動脈硬化や高血圧症など生活習慣予防
・目の健康に良い効果をもたらす
などなど・・・身体に嬉しいことがたくさんありますね!!
卵は1日何個まで?
私たちの身体は肝臓でも毎日コレステロールが合成されています。
実際に卵のコレステロールが少ないわけではないですが、1日何個も食べてしまうとコレステロール値が高くなってしまう恐れがあるので、
決まりはありませんが、1日1~2個を目安にしましょう。
ただし、かかりつけ医から食事制限を指示されている方や、元々コレステロール値が高い方は要注意です。