栄養ドリンクの中身 | やまかわ薬局

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2015年11月28日

栄養ドリンクの中身

こんにちは寒さに震える ぴょこ のイラスト

一段と寒くなり、本格的に冬になってきましたね。

身体を冷やさないようにお気をつけください!

 

今回は栄養ドリンクについてお話ししたいと思います。栄養ドリンクのキャラクター

 

栄養ドリンクとは

栄養ドリンクとは、肉体疲労時の栄養補給などを目的で販売されている飲料です。

カフェイン、ビタミン、アミノ酸、生薬成分などが入っていて、滋養強壮剤に含まれます。

栄養ドリンクは、以下のような場合に、食事からでは不十分な栄養を補給する目的で使われます。

  • 肉体疲労時(食事が不規則・体がだるい・疲れやすい・食欲がない)
  • 妊娠、授乳期などで上記の栄養の需要が増大している場合
  • 病気などで体力が低下していたり、食事から十分に摂取できない場合

 

栄養ドリンクの成分

栄養ドリンクには一般的にどのような成分が含まれているのでしょうか。

 < カフェイン 

カフェインの薬理作用としては中枢興奮作用、強心作用、気管支拡張作用、利尿作用等があります。

末梢の血管を拡張させて脳の血管を収縮させるため、飲んですぐに頭がすっきりするのは、主にこの「カフェイン」の作用ではないかと言われています。

カフェインはコーヒーやコーラ等いろいろなものに含まれており、手っ取り早く眠気を覚ましたり、頭をシャキッとさせるには手軽で効果的ですが、酵素を阻害して働く薬理成分であり、依存性が出てしまうこともあるのでとりすぎには注意が必要です。

 

< ビタミンB群 

大抵のドリンクにはビタミンB1、B2、ナイアシンが入ってい豚肉の切り身のイラストますが、更にB6やB12、葉酸やパントテン酸が入っている物もあります。

これらはいわゆるビタミンB複合体と言われるもので、脂質の代謝を助けます。またこれらが、欠乏すると気力低下や疲労感を招き、神経炎を引き起こすことがあります。ゴマのイラスト

ビタミンB6やB12は貧血症状やむくみにも作用しますので特に美容目的や女性向けのドリンクにも使われている成分です。

食品では豚肉やゴマ、レバーや小麦胚芽などに多く含まれています。

ビタミンB1、B2は水溶性ビタミンで、採り過ぎても尿として排出され過剰症の心配はありません。

 

 タウリン(アミノ酸) 帆立貝のイラスト

「タウリン」はサプリメントや清涼飲料水でもおなじみのアミノ酸です。

タウリンは「血圧上昇を抑制する作用」と、「肝臓の働きを助ける作用」があります。うっ血によるむくみや息切れを改善する作用もタコのお刺身のイラストあります。

塩分の摂りすぎで血圧が気になる人、お酒を良く飲む人には嬉しい成分です。糖尿病や脂肪肝を防ぐ助けにもなり、メタボリックシンドロームが心配な方には積極的に摂っていただきたい成分です。

食品では、牡蛎やホタテといった貝類や、マグロの血合い部分、タコなどの魚介類に多く含まれています。

 

このように、栄養ドリンクは、頭をすっきりさせる即効性のある「目覚まし」的な役割と、疲労回復に役立つ「栄養補給」の役割を持っているようです。

ただし、健康的にうまく利用するにはいくつか注意すべき点もあります。次回はそのことについてお話したいと思います。

 

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