寒い日が続き、風邪やインフルエンザの人も多くなってきていますが
しっかり対策はできていますか?
寒さに負けず元気に過ごしましょう!!
今日は片頭痛について、みていきたいと思います。
片頭痛は、以下の特徴を持つ慢性疼痛です。
○頻度
月に1~2回、多いときで週に1回程度、繰り返し起こります。
起こり方は発作的で、頭痛がないときは普通の状態です。
頭痛は4~72時間持続します。
○頭痛の痛み方
頭の片側、もしくは両側が「ズキンズキン」あるいは「ガンガン」と脈打つように
はげしく痛みます。頭痛がひどくなると拍動感がなくなり、持続的な痛みとなりま
す。
○頭痛の程度
「日常生活が妨げられる」ほどの強さです。仕事が手につかず、ひどいと寝込んでし
まいます。「階段の昇降など日常的な動作により頭痛が増悪する」というのも片頭痛
の重要な診断根拠です。入浴、運動、飲酒なども片頭痛を悪化させます。
○前ぶれ
片頭痛が始まる前に、視野にチカチカした光が現れるなどの前兆を伴う方がいます。
そのほか、あくび、空腹感、首や肩のこりなどが起こる方もいます。
○頭痛以外の症状
片頭痛はしばしば吐き気あるいは嘔吐を伴います。また、片頭痛の最中は光や音に過
敏になるこのも多く、光がまぶしくて仕方がなくなり、まわりの音や声ががんがんと
頭に響きます。発作中は暗い静かな環境が望ましいです。
○遺伝
片頭痛を起こしやすい体質は遺伝します。複数の因子が関係するので、かならず遺伝
するというものではありません。父親よりも母親からの影響が強いのが特徴で、母親
が片頭痛の場合、子供の半数に片頭痛が現れます。
慢性頭痛の中でも、片頭痛は生活への影響が大きい頭痛です。片側(あるいは両側)の
こめかみの血管が脈打つように痛み、体を動かすと痛みが悪化します。
ひどくなると市販の鎮痛薬は効かず、吐き気がしたり、履いたりします。
片頭痛は、20~40代の女性に多いことが知られていて、30代の女性の5人に1人
は片頭痛ともいわれています。
薬にはそれぞれ、治療の目的に応じて服用の頻度とタイミングが指示されますので、そ
れを守ってください。予防薬を片頭痛発作が起こってから服用しても効果はありませ
ん。2種類以上の薬の服用間隔も重要なポイントです。わからないことがないように、
きちんと説明を受けましょう。
トリプタン製剤は服用のタイミングを選ばず、効果が期待できるとされています。しか
し人によっては、頭痛がひどくなると、アロディニアと呼ばれる皮膚の違和感覚が生じ
少しの刺激でも痛みを過敏に感じるようになります。これは脳が痛みに敏感となるため
です。アロディニアが生じると薬が効きにくくなっていまうため、トリプタン製剤は、
片頭痛が始まったら、早めに服用する方がより効果的です。
・発症時の入浴はできるだけシャワーにしましょう。
・発症時は禁酒
・血管を拡張する薬を服用している場合は医師に相談してください
・発作に備えて準備をしておきましょう
頭痛にも、片頭痛や緊張型頭痛、群発頭痛さまざまな種類があります。
気になることがありましたら、すぐに先生に相談してください。
まだまだ寒い日も続きますので、風邪予防して元気に過ごしましょう!
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