みなさん、こんにちは。
毎年2月は「全国生活習慣予防月間」です。
生活習慣病はよく聞くと思いますが、具体的にどういうものなのでしょうか?
「生活習慣病」とは・・・
食事、運動、休養、喫煙、飲酒などの生活習慣が発症の主な原因となっている病気の総称です。
以前は「成人病」と呼ばれていましたが、成人でなくても発症する可能性があるため
1990年代後半頃から「生活習慣病」という名前が使用されるようになりました。
「一無、二少、三多」とは・・・
「一無、二少、三多」は、日常心がけたい生活習慣をわかりやすく表現した健康スローガンです。
生活習慣病は長い時間をかけて進み、病気として自覚しにくいという問題があります。
それを防ぐには、日頃の体調、身体の些細な変化など、常に自分自身の健康に目を向ける必要があります。
では、それぞれ何を表すのか見ていきましょう。
一無(無煙・禁煙)
タバコの煙には7,000種類の化学物質、250種類の有害成分が含まれており、その内の70種類以上には発がん性が確認されています。
紙巻タバコと比較して有害成分が90%削減されたとされている電子タバコや加熱式タバコですが
90%削減されたのは一部の有害成分のみであることが確認されているそうです。
また、削減された有害成分でも十分発がんする量であり、喫煙および受動喫煙による生活習慣病や関連疾患の発症や症状の悪化を
きたす可能性があります。
二少(小食・小酒)
小食
「腹八分目に医者いらず」ということわざをご存じですか?
お腹いっぱい食べるよりも、暴飲暴食を控え、腹八分目くらいに抑えるほうが体に良いという意味です。
食事療法という言葉がよく生活習慣病で用いられることからも、糖尿病、脂質異常症、高血圧などの予防・治療の基本は常に食生活にあります。
また、脂っこいもの、塩分、糖分控えめな食生活を心掛けましょう。
小酒
さまざまな生活習慣病がアルコールと密接に関わっていて、過度の飲酒を長く続けると、多くの病気が誘発される可能性が高まります。
お酒はたしなむ程度にとどめておきましょう。
三多(多動・多休・多接)
多動
日常生活の中で身体を動かすようにしましょう。
座りっぱなしになりがちなテレビを見る時間を減らしたり、散歩をしてみたりと、身体を動かすように心掛けてみましょう。
多休
理想的な睡眠時間は標準的には6~8時間といわれますが、「快適」には個人差があります。
自分の活動量に応じた睡眠(目覚めがよく、昼間眠くならない)時間をとるようにしましょう。
多接
趣味を充実させてみたり、ボランティア活動をしてみたりと、多くの人と交流することでイキイキした生活を送ることが大切です。
社会や人とのつながりが途絶えると身体的・精神的な健康障害が起こりやすことが科学的にも検証されています。
いかがでしたか?
生活習慣は中高年になってからではなく、若い頃から適正な生活習慣を維持することが大切です。
しかし、遅く始めてしまったからもうダメだ、ということは決してありません!!
今からでもご自身の生活を見直してみてくださいね。
そして、「全国生活習慣予防月間」の今年のテーマは「小食で腸活」だそうです。
ひとつずつ始められるところから継続していきましょう。