糖について | やまかわ薬局

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2021年5月21日

糖について

みなさんこんにちは!

梅雨のイラスト「窓際のウサギ」

 

最近、健康志向の高まりから糖質ゼロ、糖類ゼロなどと

表示された食品を目にすることが増えたように思います。

 

ダイエットや健康のために炭水化物を控えているという方も

いらっしゃるのではないでしょうか。

 

炭水化物、糖質、糖類は

同じように見えて実は違いがあります。

今回は「糖」についてお話していきます。

 

★ 炭水化物、糖質、糖類の関係

下の図のように

炭水化物 > 糖質 > 糖類の順で分類されます。

 

炭水化物

炭水化物のイラスト(栄養素)

炭水化物は、たんぱく質・脂質と合わせて三大栄養素と言われ

エネルギー源として使われる栄養素です。

栄養表示基準ではたんぱく質・脂質・ミネラルのどれにも

分類されないものを炭水化物といいます。

消化吸収されない食物繊維も炭水化物に含まれます。

 

糖質

オリゴ糖のイラスト

炭水化物から食物繊維を除いたものの総称が糖質です。

つまり、糖質は炭水化物の一部です。

でんぷんやオリゴ糖などの多糖類

キシリトール、エリスリトールなどの糖アルコール

アスパルテームやステビアなどの甘味料で構成されています。

糖質は炭水化物の中でエネルギー源として働く栄養素です。

 

糖類

砂糖のイラスト

 

糖質の一部で砂糖や乳糖などの二糖類

ブドウ糖や果糖などの単糖類で構成されます。

糖類の多くは、エネルギー源としてだけでなく

食後の血糖値を上昇させます。

 

★ 糖質・糖類ゼロについて

さきほどの説明を踏まえてみてみると・・・

糖質ゼロ

⇒ 単糖類・二糖類・多糖類・糖アルコール・甘味料が入っていない

糖類ゼロ

⇒ 単糖類と二糖類が入っていない

 

という区別ができそうですね!

糖類・糖質は、食品表示法の食品表示基準によって

「ゼロ」と表示できる基準が定められています。

 

糖類・糖質ともに

食品100g(100ml)あたりの含有量が0.5g未満

だと「ゼロ」と表示ができます。

 

つまり、含有量が完全にゼロではなくても

「ゼロ」の表示ができるということです。

 

★ シュガーレスと砂糖不使用について

シュガーレス、砂糖不使用などの表示もよく

見かけますがこれらにも違いがあるのでしょうか?

 

女の子の表情のイラスト「疑問」

 

砂糖不使用とは

食品を作ったり、加工する段階で砂糖を使っていないという意味です。

そのため、食品本来にショ糖がふくまれていても

砂糖不使用と表示がされていることがあります。

また、砂糖を使っていないという意味なので

単糖類や二糖類などの糖類が使われていることもあります。

 

ノンシュガーとは

ノンシュガー、シュガーレス、無糖は糖類ゼロと同じで

食品100g(100ml)あたりの単糖類・二糖類の含有量が

0.5g未満という意味です。

 

同じようにみえても意味は違うような表示が

たくさんあります。

 

上記のような表示で安心せず

栄養成分表示を確認して、目的にあった

食品を選べるといいですね。

 

お菓子を選ぶ子供のイラスト(男の子)

 

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