こんにちは。もう一年が終わりそうですね。そろそろ大掃除を始めたいですね。
さて、今日は逆流性食道炎について話したいと思います。
逆流性食道炎とは、胃酸の逆流によって不快な症状が起こる疾患です。
この病気はどのようにして起こり、どのようにして治療していくのでしょうか?
- 症状
・胸やけ
・胸痛
・のどの違和感
・呑酸感(酸っぱい液体が口まで上がってくる)
- 原因
・食道と胃のつなぎ目にある下部食道括約筋という筋肉の機能の低下によって引き起こされます。筋肉の低下により胃酸が逆流しやすくなるのです。
- どのような人に起きやすいか
・肥満な人
・脂肪の多い食事や食べ過ぎ
・加齢
・猫背(胃が圧迫されることにより、胃酸が逆流しやすくなる)
- 診断
・基本的には医師による問診
・内視鏡により食道の炎症を確認
- 治療
・PPI(プロトンポンプインヒビター)の服用。
これは、胃の中にあるプロトンポンプと言われる胃酸を出す部分を抑えることにより胃酸の減少を図る。
・食事療法
タンパク質や脂肪のとりすぎに注意する。よく噛んで食べる(胃の負担が減る)。
逆流性食道炎をほっておくと、潰瘍やびらんができることがあります。
また、可能性は低いですが最悪の場合食道がんになることもあるそうです。
今、胃に違和感がある人は早めに近くのお医者さんのところを受診しましょう。
PPIを服用することでほとんどの人は症状が軽快し、調子がよくなったら薬をやめることもできます。
さて、最後に・・・・年末が近いですが食べ過ぎや夜食などはやめましょうね。