薬局にも風邪の患者様が多く来られています
今日は高尿酸血症について紹介します!
血液中の尿酸値が異常に高くなった状態で、血液中に溶けきらなくなった尿酸がからだの色々なところに結晶として蓄積していき、痛風などの多くの障害を引き起こすことです。
●原因
・遺伝
・肥満
・プリン体を多く含む食品の過剰摂取
・激しい運動
・疾病によるもの
などがあります
●診断基準
血中尿酸が
7.0ml/dl以上 → 高尿酸血症と診断
8.0ml/dl以上 → 薬物療法が必要
痛風は尿酸値が7.0ml/dlでも起きることがあります。痛風発作は一度なると何度も繰り返し起こります。痛風は「風が吹いても痛む」と言われるほど痛みが強いので痛風にならないように予防することが大切です。
●どんな食事をすればいいの?
①肥満予防しましょう
・肉類・魚介類・卵・大豆製品などのおかずは1食1品に
・野菜・海藻・きのこなどのおかずはしっかりと
・間食をする時はお菓子類よりも果物や乳製品に
②水分をしっかりとりましょう
尿酸は尿と一緒に排泄されます。
水分を十分にとることで尿量を増やしましょう。
アルコール飲料やジュース類は逆効果になるため注意が必要です。
③プリン体のとりすぎに注意しましょう
プリン体は尿酸のもとになるものです。連続して大量に食べないようにしましょう。
〈 プリン体の多い代表的なもの 〉
・魚卵 ・干物類 ・かつお
・レバー ・ビール
④アルコール類は控えましょう
アルコールは尿酸の産生を促進し、排泄を低下させます。
お酒を飲まない日をつくるようにしてみて下さい。
●運動について
激しい運動は尿酸値を高める原因になります。
散歩や水中歩行など弱い運動がおすすめです。
日頃の生活習慣や食事を見直すだけでも予防につながるので、痛風や高尿酸血症を遠ざける食生活を身につけていきましょう
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