こんにちは
冷えたビールがおいしい季節がやってきました。
夏は飲酒の量が増えがちになりますよね。
アルコールは飲みすぎると身体に様々な悪影響を及ぼして良くないのですが、「適量」を気分良く飲むなら代謝が活性化され、善玉コレステロール(HDL-C)を増やす効果やストレスの軽減にも役立ちます。また、お酒を飲み過ぎたり、まったく飲まないよりも、適度に飲むことで死亡率は低くなるとも言われています。
せっかくならおいしく健康的にいただきたいですよね。
今日は、身体を守りながらおいしくアルコールを飲むポイントについてお話したいと思います。
個人差はありますが、一般的に純アルコール量として約20~40gとされており、
ビールだと中びん1本(500ml)
日本酒は1合(180ml)
焼酎は0.6合(110ml)
が目安です。
そして、アルコールで不健康になる方には、次のような傾向があります。
アルコールだけ飲んで、何も食べない。
アルコールを飲んだ後、お茶漬けやラーメン、甘い物などを食べてしまう。
こうした生活を続けていると、肝臓を悪くしたり、悪玉コレステロールや中性脂肪の値が高くなることがよくあります。
お酒を飲むときはまず何かを食べてから飲みましょう。何も食べずに飲むと悪酔いや二日酔いの原因となります。どうしても「まずは1杯!」という方は、その後で食べましょう。
また、お酒を飲んだ後はついついお茶漬けやラーメン、甘い物が食べたくなりがちですが、中性脂肪を増やす可能性が高くなるのでやめたほうが良いですね。
満腹感を得られてヘルシーなおつまみ選びのコツとしては、
生もの・和え物(酢の物)・焼き物・蒸し物を選ぶ(揚げ物はできるだけ避ける)
→特に酢の物は、酢に含まれるクエン酸が代謝を活発化して脂肪の燃焼を促します。
例えば「わかめときゅうりの酢の物」「魚介類のマリネ」などがいいですね。
→噛むことで満腹中枢が刺激されて満腹感が得られますし、食べ過ぎを防ぎます。
「野菜スティック」「大根サラダ」「するめ」「こんぶ」などがおすすめです。
→「ひじき」や「わかめ」、「オクラ」などは胃の中で膨らむので満腹感が得られ食べ過ぎを防ぎます。
〇良質なたんぱく質を多く含むもの
→消耗した肝臓のたんぱく質を補います。「鳥ささみ」「豆腐」「枝豆」など
〇 ナイアシンを含むもの
→アセトアルデヒトの分解に役立ちます。「鳥ささみ」「レバー」「マグロ」「ブリ」「イワシ」「サンマ」など
〇タウリンを含むもの
→肝臓の過酸化脂質生成をおさえ、コレステロール低下作用があります。「ホタテ」「アサリ」「イカ」「タコ」「カニ」など
全部を覚えるのは難しいので、「肝臓に良い食材=鳥ささみ、豆腐、魚介類・・・」とざっくり覚えていれば大丈夫です。
最後にお酒の場によく登場するおつまみのカロリーを確認しておきましょう。
鶏のから揚げ、ポテト、焼き鳥の皮(たれ)などはカロリーが高めです。
しかし、これらを頼んではいけないというわけでなく、「カロリーが高いおつまみは2~3つまで」のように量を調節したらOKです!
カロリーが低いおつまみは、枝豆、キムチ、冷奴などです。
上にあげた高カロリーのおつまみと組み合わせて頼むとよいですね。
これから暑い日が続き、居酒屋やビアガーデンなどでアルコールを飲む機会がどんどん増えていくと思いますが、これらのことに気を使ってみてください。美味しく楽しくアルコールを飲みましょう
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