寒くなる季節はこたつに入ってぬくぬくゴロゴロしたいですよね。
みなさんはこたつをイメージした時、こたつの上にみかんがかごに盛られている映像がでてきませんか?
なぜ一緒のイメージがあるのか、、、それは健康的に理にかなっているからです。
冬は風邪をひきやすい季節です。
風邪の予防に効果があるビタミンCが、みかんにはたっぷりと含まれています。
ビタミンC以外にも栄養が多い分、色々な効果が体にはあるのですが
こたつに入りながらみかんを食べる一番のメリットは水分補給です。
こたつの中の温度は、弱めに設定していても、おおよそ40℃あり、体温よりも高い温度になっています。
そうすると、体は汗を出して体を冷やそうとしますので、知らず知らずに水分を失っています。
みかんは100gあたりおよそ87gが水分です。
水分が不足すると、鼻や喉の粘膜が乾いて風邪にかかりやすくもなりますし、血液もドロドロになって脳梗塞や心筋梗塞のリスクも出てきます。
水分補給以外のみかんの栄養
ビタミンC
ビタミンCには、強い抗酸化作用があり風邪などの病気に対する抵抗力を強めるはたらきがあります。
さらにビタミンCが持つ抗酸化作用には、シミやシワを防ぐはたらきがあるため美肌の効果にも期待ができます。
成人では1日あたり100mgの摂取が推奨されていますが、みかんは1個あたり32㎎なので、3~4個で推奨量の100mgを摂取することができます。
ペクチン
ペクチンは、食物繊維と同様に腸内細菌のはたらきを助ける効果が期待できます。
そのため、ペクチンを摂取する事で腸内環境を整えることができるでしょう。
また、血糖値の上昇を抑えたり、コレステロール値を下げる効果も期待できます。
β-クリプトキサンチン
β-クリプトキサンチンは体内で必要に応じてビタミンAに変換されます。
ビタミンAは皮膚や粘膜の免疫を増強し、有害な活性酸素から身体を守る抗酸化作用があります。
これらの作用が免疫力を上げることにつながります。
ということは、ビタミンAに変換されるβ-クリプトキサンチンを摂取することで免疫力を上げる効果が期待できるのです。
クエン酸
クエン酸は、酸味のもとになる成分です。
糖質やたんぱく質などをエネルギーとして、効率良く燃焼させる効果があるとされています。
また、疲労回復や筋肉疲労を軽減する効果などが期待できます。
みかんを食べる時、白い筋は取っても良い?
この白い筋にも「アルベド」という名前があります。
そしてアルベドにはビタミンや食物繊維が豊富に含まれているんです。
特にビタミンPが多く含まれており、ビタミンCを効率よく吸収することに役立ちます。
みかんの栄養素を無駄なく摂取するためにも、白い筋は取り除かずに食べることがおすすめです。
食べすぎに注意
・ビタミンC過剰摂取
ビタミンCを摂り過ぎると、肝臓に負担がかかり、下痢や頭痛の原因になります。
・糖の過剰摂取
みかんは果物の中でも糖がそんなに高くはありませんが、ゼロというわけではないので、
たくさん食べてしまうとそのぶん蓄積されてしまいます。
小さいみかんでも10個食べるとショートケーキにも匹敵すると言われていますので糖質制限されている方は要注意です。
・酸蝕歯(さんしょくし)
みかんに含まれる酸によって、歯のエナメル質が溶けてしまう可能性があります。
通常量食べる分には問題ないですが、気にする方はみかんを食べた後は、口をゆすぐようにしましょう。
たくさん栄養があって、水分補給になるなら何個でも食べて良いわけではありません。
成人の方で1日1~3個までにしておくのが良いでしょう。
こたつも1日中入っていると血行が悪くなったり、肩こりや腰痛の原因になったりするので
適度の運動をして体を動かしながら、快適にこたつライフを楽しみましょう