こんにちは。
寒く冷たい時期になりましたが、みなさんお風邪など引かれてはいないでしょうか。
今回は、寒い時期に欠かせない冬が旬の野菜「白菜」についてご紹介します!
【白菜の栄養】
白菜の成分は約9割が水分といわれよく栄養がないように思われがちですが、実は身体に良い栄養素が多く含まれています!
≪ビタミンC≫
白菜には「ビタミンC」が含まれています。
ビタミンCには抗酸化作用があり、風邪などの病気に対する抵抗力を強めてくれる働きがあります。
また、ビタミンCが持つ抗酸化作用には、シミやシワを防ぐはたらきがあるため美肌効果も期待できます。
≪ビタミンK≫
白菜に含まれる「ビタミンK」は、油に溶けやすい脂溶性のビタミンで、カルシウムの吸収を助けてくれる働きがあります。
このビタミンKが不足してしまうと、カルシウムが骨に吸収されにくくなり、骨がもろくなってしまうことがあります。
脂溶性のビタミンであるビタミンKは、油と一緒に摂取すると効率良く栄養を摂れるため、炒め物にするのがおすすめです。
骨を健康に保つためにも、ビタミンKを意識して摂取するように心がけてみてください。
≪カリウム≫
白菜には「カリウム」が含まれています。
カリウムは、腎臓の老廃物を排出したり、とりすぎた塩分を身体の外に排出する働きがあります。そのため、高血圧やむくみ防止に効果的です。
カリウムは水に溶ける性質があるため、お鍋やスープにする際は汁までいただくと良いでしょう。
さらに、体がむくみやすいという方には、カリウムが特に豊富な白菜の芯をスープにして飲むのがおすすめです。
≪イソチオシアネート≫
白菜には、野菜に含まれる辛味成分である「イソチオシアネート」が含まれています。
イソチオシアネートは、殺菌作用や抗炎症作用のほか、血栓をできにくくすることで、動脈硬化を防いだり、がんを予防の効果も期待できるといわれています。
消化を助ける作用もあるので、胃や腸が弱っているときに消化の良い白菜を食べることもおすすめです。
さらに、イソチオシアネートにはウイルスや細菌などの異物から身体を守る白血球を活発化させる効果があるため、風邪の予防や症状の抑制効果も期待できます。
【白菜に期待できる嬉しい効果】
≪美肌効果≫
白菜に含まれている「ビタミンC」は肌の健康を保つ美肌効果が期待できます。
そして、ビタミンCには「メラニン」の生成を抑える働きもあります。
メラニンは、皮膚や髪に含まれる色素で紫外線から皮膚の細胞を守る働きがあります。
しかし、メラニンが過剰に生成されてしまうとシミの原因になることがあります。
そのため、ビタミンCの適度な摂取を心がけることが大切です。
≪風邪予防≫
白菜に含まれる「ビタミンC」は「白血球」の働きを助ける効果もあるとされています。
白血球には細菌やウイルスから身体を守る働きがあるため、白血球の働きを助けることで風邪予防が期待できます。
また、ビタミンC自体にも細菌やウイルスに対抗する力があるといわれています。
風邪を予防するためには手洗いやうがいだけでなく、ビタミンCを摂取することも大切なので心がけてみてください!
≪骨折予防≫
先ほど紹介したように、白菜に含まれている「ビタミンK」はカルシウムの吸収を助けてくれる働きがあります。
ビタミンKには、骨にカルシウムを取り込む際に必要なたんぱく質を活性化する働きがあり、たんぱく質が活性化されることでカルシウムの吸収率が上がります。
骨にカルシウムがしっかりと取り込まれることで、骨が丈夫になり骨折予防が期待できます。
ビタミンKが不足してしまうと、骨がもろくなり骨折しやすくなる可能性が高まるため、丈夫な骨を保つためにもビタミンKを積極的に摂取するよう意識してみてください!
この他にも、白菜には「葉酸」が含まれているため貧血予防につながるなど嬉しい効果があります。
【おいしい白菜の選び方】
旬の野菜をもっと楽しみたい!同じ価格で少しでも得をしたい!という方必見。
おいしい白菜を見分けるポイントをご紹介します!
≪丸ごと白菜の場合≫
①根に近い部分にふっくらと張りがある
②葉脈が左右対象
③芯が白く、太さは500円玉サイズ
④ずっしりと重い
根がふっくらとしている白菜は、一枚一枚が肉厚で水分を十分に含んでいる証拠です。
また、一番外側の1枚の葉を見て、左右対称だと栄養が葉に均等に行きわたっており順調に成長をしている白菜だといいます。
芯の太さは、500円玉サイズぐらいが良いとされ、一番良い速度で土から栄養や水分を吸いとり成長している証です。
芯の切り口の色が、白いものを選ぶこともポイントのひとつ。切りたては白いのですが、鮮度が落ちるにつれて黒ずんで茶色っぽくなるそうです。
持ってみてずっしりと重いかどうかも大切で、重いものは中の葉が水分豊富でみずみずしいです。
≪カットされた白菜の場合≫
①根本がみずみずしい
②切り口の葉が鮮やかな黄色
③葉がぎゅっと詰まっている
④切り口が平ら
白菜の約9割は水分からできているので、根元のみずみずしさはとても大切です。
また、カットされてから時間が経ってしまうと、切り口が乾燥して黄色から黄緑色に変色して白菜の味も落ちてしまうため、切り口の中央が黄色いものを選ぶのがポイントです!
切り口を見て、断面の葉がスカスカしておらず密集していて、葉がぎっちり詰まった状態の白菜は甘くておいしいといわれます。
そして、白菜は生命力が強く、カットされてからも成長を続けます。その過程で可食部の栄養や水分が、芯の上に集められ盛り上がっていきます。
つまり、可食部ではない部分に栄養などを吸い取られてしまうのです。そのため、なるべく葉に栄養や水分が残っている切り口が平らなものを選ぶことがおすすめです。
嬉しい栄養がたくさん詰まった今が旬の「白菜」!
鍋や煮物、キムチ、炒め物など幅広い料理に使えるとても便利な野菜です。
先ほどご紹介したポイントを参考に、おいしい白菜を食事に取り入れてみてください!