みなさんこんにちは!
7月に入ってから、スーパーなどでウナギの蒲焼が並んでいるのを見かけるようになりましたね。
そこで今回は、「土用の丑の日」についてお話ししようと思います!
土用の丑の日と聞くと、土曜日を思い浮かべる方もいらっしゃるかもしれませんが
そうではなく、土用と丑の日それぞれに意味があり、
その条件に当てはめた日が土用の丑の日となるのです。
土用とは、立春・立夏・立秋・立冬の前の18日間のことを指し、
これは季節の変わり目の目安となる日ですので、1年に4回土用はやってきます。
みなさんご存じの、ウナギを食べる風習が根付いているのは、今の時期の夏のみなので、
一般的に土用の丑の日といえば「夏の土用の丑の日」を指すことが多いのです。
ちなみに今年の夏の土用の丑の日は7月30日です!
みなさんは、土用の丑の日にウナギを食べるようになった由来はご存じでしょうか?
諸説ありますが、これは江戸時代からの由来だと言われています。
実は、天然物のウナギは秋から冬が旬で、夏のウナギはまだ脂が乗っておらず、旬ではありません。
そのため江戸時代でも夏場はウナギの売り上げが落ちていたそうです。
そこでウナギ屋さんから相談を受けた平賀源内という人が、
「本日、土用の丑の日!」と書いてお店に張り紙をしたところ大繁盛したのです。
そもそも、なぜ張り紙を出してウナギ屋さんが繁盛したかというと、
一説によれば、「丑の日に『う』の字がつく物を食べると夏負けしない」
という風習があったとされています。
ウナギは『う』の字が付いていて、そしてスタミナ食として知られているので、
夏に食べるのは夏バテ防止として理にかなっていますね♪
ここでウナギの栄養を見ていきましょう!
ウナギは高たんぱくで消化吸収がよく、豊富な栄養素を含む食品です。
含まれている栄養素
→ ビタミンA ビタミンE ビタミンB1・B2 たんぱく質 DHAやEPA など。
ビタミンAは免疫力を高めて感染症を予防する働きがあり、
ウナギの蒲焼を1パック食べると、1日に必要なビタミンAをほぼ満たすことができると言われています。
ビタミンB1は疲労回復や集中力を高めたりする働きがあり、
ビタミンB2は肌や髪の毛を綺麗に保つ働きがあります。
ビタミンが多く含まれていること、そしてビタミンと一緒に
体内で効率的に働いてくれる栄養素がバランスよく含まれていること。
これが「ウナギはスタミナがつく」と言われている理由です。
ウナギは効率的に栄養素が補給できるので、高齢者の栄養補給にもおすすめしたい食材といえますね。
ウナギは、昔から日本人に愛されてきた少し贅沢で高級な食材です。
頻繁に食べる機会は少ないかもしれませんが、せっかくなので土用の丑の日には食べてみてくださいね♪