経口補水液とスポーツドリンクの違いについて | やまかわ薬局

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2019年12月24日

経口補水液とスポーツドリンクの違いについて

 

 

みなさんこんにちは!

すっかり冬本番となり、とても寒い日が続きますね。

今回はそんな乾燥時や、風邪等の身体がつらい時に摂取することが多い

経口補水液とスポーツドリンクについてお話しさせてください。

 

一言に経口補水液、スポーツドリンクといっても、

その成分や効果はメーカーさんや種類によって違いがさまざまあります。

 

 

ですので身体の状況や環境によっておすすめしたい飲料水は異なってきます。

 

例えば、

「熱中症」といえば「OS-1」を、

「風邪諸症状」といえば「ポカリスエット」を、

思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

 

なぜ「熱中症」だとOS-1がいいのか、

風邪のときは「ポカリスエット」がいいのか……

 

実は『脱水症状』の中にも違いがあるからなんです!

なぜ「熱中症」だとOS-1がいいのか、

風邪のときは「ポカリスエット」がいいのか……

 

実は『脱水症状』の中にも違いがあるからなんです!

 

そもそもの特徴として、

OS-1とポカリスエットの成分含有量を比較してみましょう!

 

カロリーは

ポカリスエット(25Kcal)>OS-1(10Kcal)

 

ナトリウムは

OS-1(115mg)>ポカリスエット(49mg)

 

カリウムは

OS-1(78mg)>ポカリスエット(20mg)

 

となっており、塩素はOS-1にのみ含有が表記されています。

 

つまりイメージとしては、

OS-1は塩分が、ポカリスエットにはカロリーや糖分が

お互いと比べて多いといった感じですね。

 

 

熱などが出て活発に動いていないときや、

軽い運動などでは、主に水分だけが失われます。

それを「水分欠乏性脱水」といいます。

こちらは症状としては血症浸透圧が上昇し、喉の渇き、尿量の減少、不安、または興奮などがあげられます。

それらの対処法で有効なのがナトリウムやカリウムの濃度の薄い低浸透圧の飲料を摂取することで、細胞へ水分を補給することです。

つまり、ポカリスエットなどのスポーツ飲料水がオススメだということです。

 

反対に、激しい運動をしたり、下痢や嘔吐がある場合には、

水分だけではなく汗、胃液、塩分、カリウム、重炭酸イオンなどなど……

様々なものが失われています。

その状態がいきすぎると「Na欠乏性脱水」と呼ばれるものになる危険性があります。

こちらは頭痛や立ち眩み、血圧の低下や嘔吐が起こります。

その対処法として、

塩分が多めの飲料を飲み、吸収することで失われた成分を補うことがあげられます。

つまり、熱中症時などはOS-1や経口補水液がオススメです。

 

ただしOS-1もその他スポーツ飲料も飲みすぎには注意が必要です。

OS-1の食塩量は500ml中約1.5g(梅干し約1個分位)、カリウム量は390mg(バナナ約1本分)ありますので、高血圧の方などは塩分の摂りすぎになってしまう恐れがあります。

 

スポーツ飲料も糖が多い商品が多いので、普段から糖分に気を遣われている方には

飲みすぎは要注意です。

 

まとめ】

OS-1などの経口補水液はその他スポーツドリンクに比べて

・ナトリウムやカリウムなどの電解質が多い

・クエン酸・アミノ酸を含まない

・低カロリー

→下痢や嘔吐、過度の発汗に(電解質が失われているので)オススメ

 

ポカリスエットなどのスポーツドリンクは

・クエン酸やアミノ酸でエネルギーを効率的に改善する

→スポーツ時や軽い発熱時に適している

 

つまり、熱中症に関して言えば、

熱中症の予防にはスポーツドリンクを、

熱中症になってしまったら対策としてOS-1を

オススメします!

 

 

 

いかがでしょうか。

夏だけではなく、ひとは様々なシーンで水分を失ってしまいます。

その時の症状にあった飲料を、適度な量摂取することが非常に効果的だと思います!

 

やまかわ薬局では

OS-1やポカリスエットのほかにも飲料を販売しております。

どうぞお気軽にお声がけくださいね!

 

 

OS-1        ポカリスエット

¥190        ¥130

 

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