もうすぐ11月ですね
皆さん体調を崩されたりしていませんか?
腰痛とは疾患の名前ではなく、腰部を主とした痛みやはりなどの不快感といった症状の総称です
介護では前かがみ・中腰での作業や腰のひねりを長く保つ作業が頻繁に出現してくるため、腰に負担がかかります
介護をされている方で、腰痛に悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
介護での腰部負担を軽減するためのポイントを考えていきましょう
腰痛の発生に関連する要因として、主に考慮すべきものは、動作要因、環境要因、個人的要因の3つがあります
動作要因は、「要介護者を頻繁に抱きかかえる」「重い物を頻繁に持ち上げる」等の人の抱き上げや重量物の取り扱いに関すること、「腰を深く曲げる」「長時間同じ姿勢で仕事をする」等の作業動作や作業姿勢に関することがあげられます
★作業動作と姿勢
動作要因を軽減するためには、まず作業動作と作業姿勢を見直しましょう
介助を行うときに気をつけるポイントは以下の通りです
① 同一作業や姿勢が長く続かないよう、変化のある作業計画を立てる
② 作業対象物あるいは利用者に体を近づけて作業する
③作業面の高さを上げる
④低い姿勢になる時は膝を曲げる
⑤長時間座って作業することは避ける
⑥起床後すぐに腰を曲げた姿勢で作業することはなるべく避ける
⑦体をひねった状態での介助は避ける
腰部に負担が、かからないように「複数の介護者で対応する」、「福祉機器を利用する」等といった工夫もしましょう
★ストレッチ
同じ作業や姿勢が続いた時は、ストレッチをして身体を動かしましょう
身体を動かし、腰や背中の筋肉をケアすることで、筋肉の強化や柔軟性を向上させ、腰痛を予防することができます
筋肉への負担が少なく、安全に行えるストレッチとしておすすめなのが、一定のポーズでゆっくりと身体を伸ばし続けるストレッチです
簡単にでき、柔軟性やリラクゼーション効果を高められます
(※ただし、急性期の痛みがある場合は、伸ばすことは控えてください)
このストレッチのポイントは次の通りです
・反動・はずみはつけない
・伸ばす筋肉を意識する
・張りを感じるが痛みのない程度まで伸ばす
・筋肉を戻すときにはゆっくりとじわじわ戻っていることを意識する
1度のストレッチで2~3回程伸ばしましょう
★休憩、小休止・休息、睡眠
腰痛を予防するためには、作業負担を軽減することが大切ですが、筋肉疲労の蓄積を抑え、速やかに回復するための手段として、休憩、小休止・休息、睡眠をとることも重要です
特別養護老人ホーム等で介護をされている方は、施設の内部に小休止や休息をとれる場所を確保するよう努めましょう
在宅で介護をされている方も快適に疲労回復できる環境を整えることが大切です
また、日常的な睡眠不足や休養不足は疲労の蓄積を促進し、介護作業においても負担感を増大させるおそれがあるため、日頃より疲労回復に心がけましょう
無理せず、できることからやっていきましょう
腰に痛みや違和感がある時は、かかりつけの病院へ相談することがおすすめです
やまかわ薬局では、腰用のサポーター等もご用意しておりますので、お気軽にご相談ください
↓やまかわ薬局のHPはこちら