みなさんこんにちは!
暖かい日が続き、春を感じる過ごしやすい季節になりましたね。
スーパーなどにもこの時期にしか食べられない春野菜がたくさんならんでいます。
冬の厳しい寒さを耐え抜いた春野菜は、美味しいだけでなく、栄養もたっぷりと含まれているのはご存知でしょうか?
そこで今回は代表的な春野菜とその栄養についてご紹介します。
1.春キャベツ
春玉や新キャベツともよばれるもので、秋ごろ(9〜11月)に種を蒔き、翌年の春ごろ(3〜6月)に収穫されます。
通常のキャベツよりも葉が薄く、まきがふんわりとしているのが特徴です。
また、やわらかくて甘いため、そのまま食べても美味しいですし、水分を多く含んでいてみずみすしいため、
サラダや浅漬けなどにしてもシャキシャキとした食感を楽しめます。
野菜が苦手なお子様も食べやすいですし、様々な料理に使うことができます。
〈栄養素〉
春キャベツにはビタミンCが豊富に含まれています。
ビタミンCは抗酸化作用による美肌効果や、メラニン色素の生成を抑制する作用があります。
また、免疫力を高めたり、 鉄の吸収を助けたりする効果もあります。
通常のキャベツよりも春キャベツは緑色が濃い分、 美肌やエイジングケアに役立つβ-カロテンもたくさん含まれています。
他にも胃腸の調子を整えるキャベジンや、余分な塩分を体外に排出してくれるカリウム、
骨の健康に関与するカルシウムなどのミネラルも多く含んでいます。
食物繊維も豊富であるため血糖値の改善や整腸作用も期待できますよ。
2.ふきのとう
ふきのとうはふきの小さなつぼみがいくつも集まった花芽の部分のことで、
2月から4月ぐらいが旬になることから「春の使者」とも呼ばれています。
独特の苦みや風味を持っているのが特徴で、天ぷらや和え物が有名ですよね。
葉が大きくなるにつれて苦味が強くなるため、あまり苦くない方が、、という方は
小さめで鮮やかな色のものを選ぶようにしてみてください。
〈栄養素〉
ふきのとうの独特の苦みはポリフェノールからきているといわれています。
ケンフェノール、フキノール酸、植物アルカロイドなどのポリフェノールが含まれているため、
抗アレルギー作用や免疫力アップ、肝機能の改善などの効果が期待できます。
葉酸も多く含んでおり、貧血や動脈硬化の予防にも役立ちます。
また、血液を固める因子を活性化させたり骨を丈夫にしたりするビタミンKや、カリウムも豊富に含まれています。
3.アスパラガス
アスパラガスは、ポリポリとした食感とほんのりとした甘みをもつのが特徴です。
肉巻きやソテー、サラダなど、どんな料理にもあう、まさに名脇役といえるでしょう。
鮮やかな緑色をしたグリーンアスパラガスはもちろん、最近ではホワイトアスパラガスもよく目にしますよね。
太陽にあてて育てるものがグリーンアスパラガス、太陽にあてず、遮光して育てるものがホワイトアスパラガスです。
栽培方法は異なりますが、どちらも旬は同じ4月~6月です。
〈栄養素〉
アスパラガスには旨味成分でもあり、アミノ酸の一種であるアスパラギン酸を多く含んでいます。
アスパラギン酸はエネルギーの代謝やミネラルの運搬に関与しており、新陳代謝や疲労回復に効果があります。
ポリフェノールの1種であるルチンもたくさん含まれており、
毛細血管を強く丈夫にして血流を改善する作用があるため生活習慣病予防に役立ちます。
また、皮膚や粘膜を健康に保つビタミンAや、ビタミンC・ビタミンKなども含まれています。
ホワイトアスパラガスとグリーンアスパラガスを比べると、
ビタミンなどの含有量は光合成をするグリーンアスパラガスのほうが多いですが、
免疫力アップに効果的なサポニンの含有量はホワイトアスパラガスの方が多いです。
このように春野菜は美味しいだけでなくビタミンやミネラル、ポリフェノールを多く含んでおり、
私たちの体に嬉しい様々な効果が期待できます。
ぜひこの機会に、美味しくて栄養たっぷりな春野菜をたべて、春をより一層楽しんでみてください。