みなさん、こんにちは!夏の暑さがおさまって秋らしい気候になりましたね!!
季節の変わり目は風邪にかかりやすいためみなさん特にお気を付けください!!
そして今日お話しさせて頂くのはこれから秋にかけて旬となる、秋刀魚(さんま)についてです。
秋刀魚が体に良いのはなんとなく皆さまご存知のことだとは思いますが、具体的にどのような効果・効能があるのか一緒に見ていきましょう!!
まず最初に秋刀魚はタンパク価であるタンパク質スコアがほぼ100に近いとされています。体内で作ることのできない必須アミノ酸がバランス良く含まれています。
秋刀魚の効果・効能
・血液をサラサラにする・血中コレストロール上昇の抑制・認知症予防
この時期の秋刀魚は脂がたくさんのっており、DHA、EPAが特に豊富で血液をサラサラにしてくれる効果があります。また、タウリンも豊富なため血中のコレストロールの上昇を抑えてくれる効果があります。その結果、動脈硬化や心筋梗塞・脳梗塞などの怖い病予防に繋がります!!DHAには脳細胞の成長を促し、脳を活性化してくれる効果があるため、認知症などの予防も期待できますよ!!DHAは味やあなごの2倍も含まれています。
・皮膚・粘膜・目の健康や風邪予防・強い骨になる
ビタミンA、D、EやビタミンB群が豊富に含まれているため皮膚や粘膜、目の健康に繋がります。また、カルシウムの吸収を促進するビタミンDが豊富なため、強い骨を作ってくれる効果があります。
・肥満予防
ヒスチジンという成分が肥満を防止してくれます。主に満腹中枢を刺激し、食べすぎを防ぎ、脂肪の分解を促進する効果もあります。
・二日酔い予防
秋刀魚のナイアシンという成分はアルコールを分解してくれる効果があります。胆汁酸の分泌を活発にして肝臓の働きをよくする働きがあります。
秋刀魚の栄養成分(さんまの塩焼き1匹 約111g)
エネルギー221キロカロリー タンパク質12.93g 脂質17.01g 炭水化物1.78g ビタミンB1 0.02mg ビタミンB2 0.18mg ビタミンB6 0.37mg、ビタミンB12 12.21㎍ ビタミンⅭ 5.36g ビタミンE0.91mgです。(日本食品標準成分表より)
秋刀魚の特に注目する栄養素は、DHAはもちろんですが、ビタミン類では、ビタミンB12、ビタミンE、ビタミンD、ビタミンB6、タンパク質です。
秋刀魚の栄養素を効率よく摂取する方法
秋刀魚に含まれるビタミンB群などの栄養素は水溶性なので煮汁も一緒に摂取すると栄養素を逃さず摂ることができます。
健康・美容効果を倍増させることができる組み合わせとしては、にんじんやトマトなどと摂取することです。その理由はにんじんやトマトに含まれているβーカロテンは抗酸化作用の強いビタミンAに変換され、秋刀魚の脂と摂取されることで吸収力がアップし、より有効にビタミンAを摂取することができるからです。
また、葉酸を多く含む野菜などと摂取すると秋刀魚のビタミンB12と葉酸の相乗効果により造血作用が増して貧血予防に効果があります。葉酸はキャベツなどの葉物に多く含まれています。
また、果物などのビタミンⅭと摂取すると秋刀魚のビタミンEとの相乗効果により肌をきれいにしてくれて疲労回復に有効な組み合わせとまりますよ!!
新鮮な秋刀魚の選び方
背中が青黒く光っていること。
身がしまっていて張りがあるもの。
目が澄んでいて、口や尾が黄色っぽいもの
腹が銀色で全体的に光沢があり、太っているもの
秋刀魚の調理方法の工夫
①塩はうま味が逃げ出さないようにするために10~15分前に行う。
②尾に厚く振ることで焦げて落ちるのを防ぐことができる。
③焼き網に油を塗って皮が張り付くのを防ぐ
いかがでしたか?秋刀魚の健康に及ぼす影響が少しは分かっていただけたでしょうか。秋刀魚の旬はまだこれからです。この秋に旬の秋美味しい刀魚を食べてより健康な体で寒い冬を迎えましょう!!
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