みなさん こんにちは。
突然ですが、みなさんはもう「新玉ねぎ」を食べられましたか?
「新玉ねぎ」は、3〜4月頃に収穫する玉ねぎの総称です。
甘くて辛みが少ない「新玉ねぎ」は、サラダなど生で食べてもおいしく、玉ねぎが苦手な方でも食べやすいという特徴があります。
今回は、そんな「新玉ねぎ」の栄養などについてご紹介していきます!
【新玉ねぎの栄養】
≪オリゴ糖≫
新玉ねぎには「フラクトオリゴ糖」という栄養が含まれています。
胃や小腸で吸収されず大腸まで届くという特徴があり、エネルギーになりにくく低カロリーです。
また、フラクトオリゴ糖はお腹の調子を整えてくれる効果やミネラルの吸収促進、免疫の改善、脂質代謝の改善や血糖値の上昇を抑える、虫歯になりにくいなどの効果が期待できるといわれています。
≪カリウム≫
新玉ねぎには「カリウム」が含まれています。
カリウムは、体内の余分なナトリウムや水分を体の外へ排出する働きがあり、むくみの改善が期待できるといわれています。
その他にも、血圧を下げる、脳卒中の予防、骨粗しょう症の予防などの効果が期待できます。
≪硫化アリル≫
新玉ねぎに含まれる栄養の1つである「硫化アリル」は血液をサラサラにする働きがあるといわれています。
血液をサラサラにすることで、血栓や動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞など、血液や血管に影響する多くの生活習慣病を予防する効果が期待できます。
≪ケルセチン≫
硫化アリルの他にも、新玉ねぎには「ケルセチン」という栄養が含まれています。
ポリフェノールの一種であるケルセチンは、野菜や果物などに含まれていますが、玉ねぎに最も多く含まれています。
ケルセチンには、抗酸化作用や抗炎症作用、降圧作用など様々な作用が報告されており、生活習慣病や動脈硬化、糖尿病、ガンなどを予防する効果があるといわれています。
さらに、アレルギー抑制や紫外線から肌を守る効果も期待できます。
また、新玉ねぎを日当たりが良い場所に置いておくと、ケルセチンの栄養が増えるといわれています!
【新玉ねぎの栄養を逃さず食べるポイント!】
①空気にさらす
スライスした新玉ねぎは、空気にさらすと栄養を逃さずに辛みを和らげることができます。
新玉ねぎに含まれている「硫化アリル」は、水に溶けやすく蒸発しやすいことが特徴です。
つまり、辛みを抜くために水にさらしてしまうと、新玉ねぎの栄養が溶けていってしまいます。
水ではなく、空気にさらすことで新玉ねぎの栄養を逃さず、さらに辛みを和らげることができます。
②加熱しすぎない
新玉ねぎの栄養を逃さないためには、加熱しすぎないこともポイント一つです。
「硫化アリル」は、熱にも弱いため加熱すると栄養をほとんど失ってしまいます。
そのため、サラダなど生で食べることで栄養を逃さず食べることができます。
加熱して食べる場合は、軽く炒める程度にするよう心掛けてみてください。
硫化アリルは、「ビタミンB1」を含む食材を一緒に摂ることで疲労回復効果も期待できます。
「ビタミンB1」が含まれる食材には、豚肉やかつお、真鯛、豆腐、ナッツ、そば、ほうれん草などがあります。
とくに豚肉は、ビタミンB1が豊富でヒレやモモの部位は脂も少ないのでおすすめです。
+
③早めに食べる
「普通の玉ねぎ」は収穫から出荷まで約1ヶ月間乾燥させますが、「新玉ねぎ」は収穫後すぐに出荷するという、出荷方法の違いがあります。
そのため、保存期間は通常の玉ねぎと比べて短いため、新玉ねぎの栄養を逃さないためにも早めに食べることがおすすめです。
このようなポイントを参考に、新玉ねぎの栄養を逃さない食べ方をぜひ心がけてみてください!
甘くてやわらかく、辛みが少ないという特徴がある「新玉ねぎ」!
ご紹介した嬉しい効果や栄養がたくさん含まれているので、ご家庭の食卓にぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。