高齢者の低栄養に気をつけましょう | やまかわ薬局

メニュー

ブログ

2016年3月26日

高齢者の低栄養に気をつけましょう

こんにちはお花見のイラスト「猫」

桜も咲きはじめ春らしくなってきましたね。

気温の寒暖差が大きい日もあるので体調を崩されないようにしてください。

 

今回は低栄養についてお話したいと思います。食欲のないお年寄りのイラスト

低栄養は食事の摂取量が減り、慢性的なたんぱく質やエネルギーが不足している状態を指します。健康で食事が摂れている方は低栄養の心配はありません。しかし、加齢や病気などで食欲が減りその状態が長期にわたると低栄養になる可能性があるので注意が必要です。

低栄養状態では免疫力が低下してしまいます。特に高齢者は、加齢による消化機能の低下、噛む力・飲み込む力の衰え、一人暮らしなどの環境の変化で食事量が減ることで、低栄養になりやすいといわれています。

 

ここで低栄養になっていないかチェックしてみましょう。

3つ以上当てはまる場合、低栄養である可能性があります。

チェックボックス(未チェック)のイラスト半年で体重が2〜3kg減った体重計のイラスト

チェックボックス(未チェック)のイラストBMIが18.5未満

チェックボックス(未チェック)のイラスト血清アルブミン値が3.5g/dl以下

チェックボックス(未チェック)のイラスト1日に食べるのは2食以下または、全く食べないこともある野菜のイラスト「カゴに盛られた野菜」

チェックボックス(未チェック)のイラスト主食や主菜を食べる量が減った

チェックボックス(未チェック)のイラスト野菜や果物をほとんど食べない

チェックボックス(未チェック)のイラスト牛乳を飲んだり、乳製品を食べていない瓶入り牛乳のイラスト

チェックボックス(未チェック)のイラスト毎日一人で食事をしている

チェックボックス(未チェック)のイラスト歯や飲み込みに問題がある汚れた歯のキャラクター

チェックボックス(未チェック)のイラスト食べる楽しみを感じない

チェックボックス(未チェック)のイラスト食事の買い物にあまりでかけない食事介助を拒否する人のイラスト

チェックボックス(未チェック)のイラスト運動不足になっている

チェックボックス(未チェック)のイラストうつ病や認知症になっている

 

漫符「ひらめいた電球」低栄養にならないための食事の工夫漫符「ひらめいた電球」

春のマーク「花びら」誤嚥性肺炎に気をつけましょう喉に食べ物を詰まらせた人のイラスト

誤嚥とは、本来なら食道へ送られる食べ物が気管に入ってしまうことです。食べ物や唾液に混じって細菌が肺まで到達すると炎症を起こし、誤嚥性肺炎になる危険性が高まります。高齢者の肺炎の多くは、この誤嚥性肺炎によるものといわれています。自分の噛む力、飲み込む力に合わせて、栄養バランスのとれた食事を工夫しましょう。

春のマーク「花びら」食べるときの姿勢に注意しましょう姿勢の良い椅子に座る男の子のイラスト

寝たまま食べたりせずに、テーブルなら椅子に腰かけるなど、正しい姿勢で食事しましょう。

顎を上げていると、食事が一気に喉に流れ、誤嚥しやすくなります。食べるときは顎をしっかり引いて食事をしましょう。

春のマーク「花びら」調理にひと工夫しましょう料理の「茹でる」のイラスト

料理が軟らかくなるように加熱しましょう。

むせにくくなるようにとろみをつけましょう。

口に入れやすく、噛みやすいように一口大の大きさにしましょう。

春のマーク「花びら」気をつけたい食材

硬いもの・噛み切りにくいもの(ナッツ類、肉、いかなど)ミックスナッツのイラスト(ナッツ)

パサパサしたもの(パン、焼き芋など)

喉にくっつきやすいもの(のり、わかめなど)

加熱しても軟らかくなりにくいもの(こんにゃく、貝類など)お餅のイラスト

粘り気の強い、ねばねばしたもの(餅、納豆など)

 

低栄養を改善するにはバランスの良い食事が基本になります。食事量や栄養バランスに注意して、低栄養にならない食生活を心がけましょう。

 

やまかわ薬局のHPはこちら

http://yamakawa-pharm.jp/

Page Top