こんにちは
本格的に梅雨入りして、今週は雨の日が多いですね。
雨ばかりだと気分も上がらないし、体の不調を訴える方も
多いのではないでしょうか。
そこで今日は、少しでも快適に梅雨を乗り切るための
食材を紹介します♪
それは、「梅干し」です!!
梅干しの効能 ~9つのポイント~
①疲労回復
疲労の原因は、「乳酸」と呼ばれる物質によるものです。
体の中に乳酸が貯まると体内は酸性に傾き、これが疲労と
なります。疲労回復のためには乳酸を分解する必要が
あり、このときに活躍するのがクエン酸です。
クエン酸は、乳酸を分解して、体の外へ出してくれます。
梅干しを食べることで疲労回復に効果があるばかりでなく、
疲れにくく健康な体を作ってくれます。
②熱中症予防
大量に汗をかいた時には、発汗量に見合った量の水を飲めないことが知られています。
大量に汗をかいてナトリウムが失われたとき、水だけを飲むと血液のナトリウム濃度が
薄まり、これ以上ナトリウム濃度を下げないために水を飲む気持ちがなくなります。
同時に余分な水分を尿として排泄します。この状態になると汗をかく前の体液の量を
回復できなくなり、運動能力が低下し、体温が上昇して、熱中症の原因となります。
そこで、水分と一緒に梅干しを摂ることで体の電解質のバランスがとれ、水分が吸収
しやすくなり、熱中症になりにくくなります。
③梅干しはアルカリ性食品
梅干しはすっぱいので酸性食品と思われがちですが、アルカリ性食品なのです。
肉や米・パンなどが酸性食品、梅干しや野菜・果物などはアルカリ性食品です。
健康被害の原因の一つといわれている血液の酸性化は、梅干しに含まれる有機物が、
酸性の食品に含まれている酸化物を減少させてくれます。
そして血液をアルカリ性に保ってくれます。
人間の血液は弱アルカリ性が一番健康的なのです。
④頑固な便秘を解消
胃腸での消化・吸収がスムーズに行われなくなると便秘になります。
便秘になるとニキビ、吹き出物など肌のトラブルなどが起こる
だけでなく、肩こりや体調不良の原因にもつながります。
梅干しを毎日食べると、胃腸の働きが活発になり、便秘が
自然に解消されていきます。
⑤二日酔い解消に役立つ
二日酔いは、肝臓のアルコール処理能力が追いつかず、
血液中の酸素が不足するために起こります。
梅干しには胃腸の粘膜を保護する働きがあり、アルコールは
胃腸から吸収されるので、お酒を飲む前に梅干しを食べて
おくと胃腸を保護する粘液の分泌を高めることができます。
飲み過ぎて二日酔いになってしまった場合も、梅干しを
食べると、荒れた胃の粘膜の修復が早くなります。
海草・牛乳・小魚などカルシウムを含んでいる食べ物はたくさんありますが、
カルシウムはそのままでは体内に吸収されにくいという性質があります。
しかし、梅干しに含まれているクエン酸と結びつくことでカルシウムが
吸収されやすくなります。
⑦食中毒を防ぐ防腐作用
冷蔵・冷凍などの保存技術が発達している今でも、細菌性の食中毒にかかる人は少なく
ありません。 食中毒を起こす細菌は味やにおいなどがほとんどなく、細菌の有無が判断
できません。 梅干しに含まれているクエン酸には、こうした細菌の増殖を抑制する働き
があります。 つまり、おにぎり・お弁当などに梅干しを入れることで腐敗細菌や食中毒
細菌の増殖を抑えて、 腐敗を遅らせることができます。
⑧動脈硬化予防
日本人の三大生活習慣病は、ガン・脳卒中・心臓病です。
このうちの脳卒中と心臓病は、動脈硬化が主な原因といわれています。
中高年になると血管の老化や生活習慣の乱れなどが原因となって、血管の内壁に
コレステロールや老廃物が付着し、 血管の壁が厚く硬くなることがあります。
そのために血液が流れる血管そのものが狭くなり、詰まりやすくなります。
これが動脈硬化です。 梅干しは、乳酸を分解するクエン酸が豊富と言いましたが、
乳酸は動脈硬化の原因にもなっています。
⑨ガン・老化防止
ガンや老化の原因を作っているのが、活性酸素の一つである過酸化水素です。
梅干しを見たとき、食べたときに出るツバには、グルタチオンペルオキシダーゼと
カタラーゼなどの酵素が含まれています。 これらの酵素は、発ガン性物質の毒素を
消す働きがあります。 また、カタラーゼには、過酸化水素を水と分子状酸素に分解して
毒素を消す作用がありますので老化も抑制してくれます。
梅干しを使った簡単おすすめレシピ♪
【たたききゅうりとささみの梅和え】
(材料)4人分
・きゅうり 2本(200g)
・鶏ささ身 2本(80g)
<鶏ささ身の下味の材料>
・塩 少々 ・酒 大さじ1
<梅和えの材料>
・ごま油 大さじ1 ・しょうゆ 大さじ1
・梅干し 大2個 ・いりごま(白) 大さじ1
(作り方)
① 鶏ささ身は筋をとって全体に軽く塩をふり、フライパンに並べて酒を回しかける
②フライパンの蓋をして、中火で2分、ひっくり返して2分程度加熱し、
蓋をしめたまま常温になるまで放置して余熱で火を通す。
フライパンの中でほぐして肉汁を吸い込ませる。
③ きゅうりを5cm幅に切ってビニール袋に入れ、ひびが入るくらいまで叩く。
④ ③に、ごま油としょうゆを入れてからめてから②、梅、いりごまを入れてからめる。
ビニール袋ごと冷蔵庫に入れてよく冷やしてから頂くと美味しいですよ。
いくら体に良いといっても、梅干しにはたくさん塩分が含まれていて食べ過ぎは
高血圧などの原因になりかねないので、1日1~2個までに抑えてくださいね。
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