2015年も残すところ、あと1ケ月となりました
皆さん体調を崩さないように気を付けましょう
今回のテーマは、前回に引き続き「転倒予防」です
前回は、年齢や運動機能等、内的要因による転倒予防についてお伝えしました
今回は、外的要因に着目した転倒予防を考えていきます
転倒の外的要因となるのは、住宅構造等です
具体的な例をあげると、住宅内の滑りやすい床、暗い廊下、手すりの不備等です
何気なく生活をしている自宅の中には転倒やつまずきの原因となるものが隠れているのです
年代が上がるにつれ、室内での転倒の比率が高くなってくるため、住環境の整備は大切です
どのようなことに注意をしたらいいのか具体的に考えていきましょう
部屋が暗いと、足元が見えにくく、障害物に気付かないといった問題がでてきます
転倒を防ぐため、照明をチェックしましょう
照明器具を増やす、照明の種類を変える等の工夫をして、室内を明るくしましょう
室内だけでなく、屋外においても適切な照明を設置することが重要です
夜間に使用する屋外の階段等も照明の明るさをチェックしましょう
★照明のスイッチの位置を確認
照明をすぐにつけられるようにするため、スイッチは手の届きやすい位置に設置しましょう
スイッチの位置をかえることが難しい場合は、軽く触れることで点灯する照明や、近くの動きを検出して点灯する照明を使用することもおすすめです
次にチェックするのは、「床の障害物」です
つまずき・転倒防止のため、歩く際に障害となるものは取り除きましょう
コンセントから伸びるコードはつまずきの原因となります
電気コードや延長コードは、出入り口の上に留め、通路上に伸びているコード類を撤去しましょう
★カーペットやマットのチェック
カーペットやマットもつまずき・転倒の原因となります
そのような敷物は取り除くか、テープ等でしっかりと留めましょう
カーペットは、つまずきにくい、床一面を覆うタイプのものがおすすめです
また、浴室や台所では滑らないマットを使用することがおすすめです
カーペットやマットは、部屋に適したサイズ、種類を選ぶようにしましょう
環境内の障害物は、除去または修正することが可能です
自宅を出来るところからバリアフリーにしていきましょう
玄関にスロープを設置する、階段に頑丈な手すりやすべり止めをつける等工夫をすることで、より転倒の危険性を軽減できます
バリアフリーでお子さんから高齢者の方まで暮らしやすい住宅を目指しましょう
やまかわ薬局では福祉住環境コーディネーターの資格を取得しているスタッフもいますので、お気軽にご相談ください
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