褥瘡について | やまかわ薬局

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2016年2月8日

褥瘡について

こんにちは!

今回のテーマは、「褥瘡」です

褥瘡とは、寝たきり等により、体重で圧迫されている場所の血流が悪くなったり滞ることで、皮膚の一部が赤い色味をおびたり、ただれたり、傷ができてしまうことです介護ベッドのイラスト

一般的に「床ずれ」とも言われています

 

布のマークのイラスト「星」なぜ褥瘡ができるのか?

私たちは、寝ている時に寝返りをうったり、長時間椅子に座っている時にお尻を浮かせる等して、同じ部位に長時間の圧迫が加わらないようにしています(このような動作を「体位変換」と言います)

しかし、自分で体位変換できない方は、体重で長時間圧迫された皮膚の細胞に十分な酸素や栄養が行き渡らなくなるため、褥瘡ができます

 

布のマークのイラスト「星」褥瘡の見分け方虫眼鏡を持った看護師さんのイラスト

褥瘡のできやすい部位の皮膚が赤くなっている場合、それが褥瘡であるのか確かめる方法をご紹介します

人差し指で赤くなっている部分を軽く3秒ほど圧迫し、白っぽく変化するかどうかを確認しましょう

押したときに白く変化し、離すと再び赤くなるものは褥瘡ではありません

押しても赤みが消えずそ、のままの状態であれば、初期の褥瘡と考えます

 

布のマークのイラスト「星」褥瘡予防

褥瘡は、そのまま放っておくと症状が悪化する危険性があります

褥瘡は、一度悪化してしまうと治すのが困難になるため、しっかりと予防することが大切です!

 

数字 1 イラスト文字褥瘡が出来やすい場所を学ぶ

褥瘡が発生しやすいのは肩・骨盤・肘といった骨が出っ張っている場所です

介護をされる方は、褥瘡ができやすい場所を予め頭に入れておき、定期的に要介護者の方の身体に褥瘡ができていないかどうかをチェックすることが大切です

 

数字 2 イラスト文字定期的な体位変換

褥瘡を予防する一番の方法は、同じ部分を長時間圧迫しない事です

そのために、車椅子等を利用し、できるだけ寝たきりの生活にならないようにしましょう

麻痺等で自力で寝返りができない人の場合、寝返りを2~3時間置きにさせましょう

褥瘡が出来やすい場所を長時間圧迫しないために、枕やクッションを使い、体位変換させます

定期的にリクライニングベッドで体圧がかかる場所を変えたり、体圧を分散させるマットレスを使用することも褥瘡予防には効果的です

また、寝ている時だけでなく座っている時も、同じ姿勢でいるのを避けるようにしましょう

 

数字 3 イラスト文字皮膚のスレを防ぐ

身体をずらして移動させると、シーツや衣類との摩擦で褥瘡を起こすことがあるため、なるべく抱えた状態で移動させましょう

また、シーツや寝間着のシワや縫い目が皮膚に直接当たらないようにしましょう

小さなことですが、引っ掛かりや圧力が集中してしまい、褥瘡になりやすくなってしまうため、注意しましょう

 

数字 4 イラスト文字体を清潔にする

褥瘡は、腰や大腿部といった排泄物で汚染されやすい場所にできるため、感染防止のために身体を清潔にしておくことも大切です

清潔にした後は、湿り気が残らないようにしっかりと乾燥させてください

 

数字 5 イラスト文字栄養状態に気を付ける

栄養状態がよくない方は、褥瘡になりやすくなっているため、栄養に気を配った食事を心掛けましょう食事をしているお爺さんのイラスト

栄養バランスのとれた食事をしっかりととることは、褥瘡への抵抗力、回復力をつけるために重要です!

 

 

なかなか赤みが取れない場合は、かかりつけの医師に相談しましょう

 

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