みなさんこんにちは!
食材には一緒に食べると効率よく栄養を摂れる組み合わせがあります。
今回は、そのような食べ合わせの良い食材をいくつかご紹介します。
豚肉+タマネギ・ニンニク
豚肉には新陳代謝の促進や疲労回復に役立つビタミンB1が多く含まれています。
しかし、ビタミンB1はストレスと感じると尿中に排泄されてしまいます。
タマネギやニンニクにはアリル化合物というものが含まれており、
これがビタミンB1と結合して、ビタミンB1単独の時よりも安定して代謝を行うことから、
豚肉とタマネギ・ニンニクの食べ合わせは良いとされています。
焼き魚+大根おろし
大根に含まれるビタミンCは、魚に豊富に含まれるミネラルの吸収を促進させる働きがあります。
また、大根に含まれるジアスターゼという酵素には、魚のたんぱく質の消化を助ける働きがあります。
きゅうり+酢
きゅうりはビタミンA・C、カリウムなどのミネラル類を比較的多く含んでいます。
しかし、きゅうりにはアスコルビナーゼという酵素が含まれており、
これはビタミンCを破壊してしまうという働きもあります。
そこでアスコルビナーゼの働きを無害化してくれるのが酢の働きです。
酢には殺菌作用や食欲増進作用があることが知られていますが、
アスコルビナーゼのビタミンCを破壊してしまう働きを抑えるのも調味料として見逃せない、特長の一つです。
豆腐+きのこ
豆腐にはカルシウム、きのこにはビタミンDが多く含まれています。
ビタミンDはカルシウムの吸収を助ける働きがあるので、
ビタミンDが多く含まれているきのこを一緒に食べることでカルシウムの吸収率がアップします。
豆腐+かつお節
豆腐とかつお節はお互いに不足している必須アミノ酸が含まれているので、
豆腐とかつお節の食べ合わせはそれぞれの足りない成分を補ってくれます。
またカツオ節にはビタミンDも含まれているので、
先ほどの豆腐+きのこのようにカルシウムの吸収率をアップしてくれます。
ほうれん草+ゴマ
ほうれん草にはビタミンやミネラルが豊富に含まれ、
ゴマには悪玉コレステロールを排除するタンパク質や植物性脂肪を多く含みます。
この組み合わせは高血圧や動脈硬化に良いといわれています。
松茸+昆布
松茸には、グアニル酸といううま味成分が含まれています。
グアニル酸は、昆布などのグルタミン酸と混ざることでさらに旨味が強くなるので、
一緒に摂取するとよりおいしく感じるでしょう。
特別な食べ物を食べなくても、効率よく栄養を摂ることはできます。
今回ご紹介した組み合わせをぜひ日々の食事に取り入れてみて下さい。
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