もうすぐ4月ですね
新生活がスタートする人も多いのではなでしょうか?
今回のテーマは「高齢者の口腔ケア」です
高齢社会になるとともに介護が必要な高齢者が増加し「口腔ケア」という用語が生まれ、今では保健・医療・福祉の分野に広く浸透しています
口腔ケアには大きく分けて口腔の「清掃を中心とするケア」と「機能訓練を中心とするケア」があります
目的はそれぞれ「口腔内を清潔に保つこと」と「口腔機能を維持・向上すること」です
口腔内細菌と内科疾患との関連性、咀嚼の機能と老化・認知症との関連性など、口腔環境が高齢者の方の全身の健康と密接に関連していることが、近年明らかになってきました
要介護高齢者の方の口腔ケアは、誤嚥性肺炎や口腔内の乾燥を予防すること、さらには老化や障害による口腔機能の低下を予防・改善のために大切なことです
今回は、口腔ケアのポイントをご紹介します
口腔ケアを始める前に・・
口腔内は非常にデリケートなため、口腔ケアを介護される方が始める前には、本人に口腔ケアについて十分説明し、お互いの意思疎通をはかることが大切です
特に認知機能が低下している高齢者の方に対しては、無理をせず「気持ちよさ」を体感してもらうことから始めてみましょう
嫌がるからといってケアをしないと、悪循環に陥る可能性があるので、困った時は歯科医師・歯科衛生士に相談しましょう
要介護の状態が長期間続くと、口腔内が放置されているケースも多いので、口腔内に問題がないか観察します
痛みがあるとケアを避けるので、痛みの原因となる口内炎・欠けた歯・歯肉の脹れ・義歯による傷などの有無をチェックします
問題があればすぐに歯科医師や歯科衛生士に相談しましょう
筋肉の衰えの予防や麻痺の改善のためには、自助具や工夫した清掃具を活用しながら、できるだけ本人の残っている能力を活かすことが大切です
ただし仕上げは介護者が手伝いましょう
寝たきり状態で嚥下機能が低下している場合は、顔を横に向け、枕を使って下あごを引く等水分が気管に入らないように注意しましょう
水分の使用はできるだけ控え、すぐにふき取れるよう綿棒やカット綿等を用意します
麻痺があれば、麻痺した側を上に健常な側を下にしましょう
口から食べることができない、あるいは服用薬に副作用があると、唾液の分泌量が減少して口腔内が乾燥します
その結果唾液の抗菌作用や洗浄作用が低下し、口腔内が不潔となり感染しやすくなります
そこで唾液の分泌を促進するために、口腔機能訓練(舌体操・嚥下体操)やマッサ-ジ(唾液腺・口腔粘膜)等さまざまなメニューを組み合わせた口腔ケアを行いましょう
本人の負担をできるだけ軽減するために、短時間で効率よく行うことがポイントです
そのためには歯ブラシの他に便利な清掃補助具(スポンジブラシ・歯間ブラシ・舌ブラシなど)をうまく活用しましょう
専門家の方のアドバイスを受けながら、継続して口腔ケアを行っていきましょう
やまかわ薬局では、スポンジブラシ等口腔ケアに便利な商品を取り扱っております
口腔ケア マウスピュア
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・10本入り 450円
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舌ブラシ 700円
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