高齢者冬の対策 | やまかわ薬局

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2017年1月21日

高齢者冬の対策

みなさんこんにちは。

昨日は「大寒」でしたね。

寒さが最も厳しくなる頃ですが風邪など引いていませんか?

今回はこんな冬場の高齢者に起こりやすい

症状・対策についてみていきましょう。

 

まずは「ヒートショック」です。

ヒートショックとは急激な温度変化によって血圧や脈拍が影響を受け、脳卒中や心筋梗塞のリスクが高まる現象のことをいいます。

例えば暖かい部屋から寒いトイレや浴室への移動です。暖かい場所から急に気温の低い場所へ移動することで起こります。ヒートショックを防ぐためには各部屋の温度差をできるだけ少なくすることが大切です。

暖房器具等で脱衣所・浴室を暖かくしておきましょう。また入浴時の対策としてはお湯の温度を低めに設定する、入浴前後にコップ1杯の水を飲むなどがあります。

 

次は「脱水」についてです。

脱水と聞くと気温の高い夏に起きるというイメージが強いですが、実は高齢者にとっては冬場の方が脱水を起こしやすい条件が整っています。

冬になると空気が乾燥して体の水分が奪われやすくなります。さらに暖房の利用やお風呂の長湯などでゆっくりと脱水が進行していきます。また寒くトイレが近くなることを避けようと水分を控えてしまうことも原因のひとつです。

水分が失われると血液がドロドロになり血栓ができやすくなります。喉が渇いていなくても意識してこまめな水分補給を心がけましょう。また部屋に加湿器を置くなど室内が乾燥しないように工夫してみましょう。

 

最後は「低温やけど」についてです。

高齢になると皮膚は薄くなり、運動機能や感覚機能が低下します。

カイロや湯たんぽ、電気毛布などの長時間使用が原因となり温かいと感じる程度でも長時間にわたると熱いと感じないままやけどになってしまうことがあります。症状は軽く見えても皮膚の深部まで炎症が起こっていることも少なくないようです。

カイロは直接皮膚にあてず長時間同じ場所を温めないよう注意しましょう。また電気毛布や湯たんぽなどは布団を温める目的で使用し、就寝中に高温で使用しないようにしましょう。

 

これらのことに注意しながら冬場を安全に過ごしていきましょう。

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