みなさんこんにちは!
今回は、減塩についてお話致します。
塩分の摂取量の目安と現状は?
日本人の食卓に欠かせない「塩」ですが、
摂りすぎは、体にとって好ましいとは言えません。
日本人の食事摂取基準2020では、
18歳以上の男性で7.5g未満、女性で6.5g未満
高血圧および慢性腎臓病の重症化予防を目的とした量を
男女ともに6.0g未満
上記を1日の食塩摂取の目標量としています。
しかし、令和元年の「国民健康・栄養調査」によると
食塩摂取量の平均値は10.1g(男性10.9g、女性9.3g)
という結果がでています。
減少傾向にありますが、目標値に比べるとほど遠いのが現状です。
塩分を摂りすぎるとどうなるの?
塩分を摂りすぎると、塩分濃度を一定に保とうとして
体内の水分が増えます。
それによって血圧が上昇します。
さらに、血圧の高い状態が続くと、脳卒中や心筋梗塞などの
様々な病気に繋がります。
減塩=味気ないというイメージがあると思いますが
少しの工夫で簡単においしく減塩できます。
1gの減塩でも、健康維持に効果があるので
食事を楽しみながら減塩に取り組みましょう。
減塩のための3つの工夫を紹介致します。
減塩のための工夫
① 食材の工夫
★ 旬の食材を選ぶ
旬の食材は栄養価が高く、うまみが凝縮されています。
このうまみを使うことで、調味料の使い過ぎを防ぐことができます。
★ 野菜や果物を積極的に摂る
野菜や果物に豊富に含まれるカリウムには、
体内で過剰になったナトリウム(塩分)を
尿と一緒に排出する働きがあります。
野菜(生)、果物、いも類、海藻類などに豊富に含まれます。
② 調理の工夫
★ 味は料理の表面につける
塩味は、舌に触れたときに感じるため
表面に味付けをしましょう。
和え物などは、食べる直前に味付けをするのがおすすめです。
★ 塩分の多い食材は塩抜きする
ハムやウインナーなどの加工肉、練り物やしらすなどの
塩蔵品は軽くゆでて、数分水につける塩抜きをすると
塩分をほどよく抜くことができます。
★ とろみ、香ばしさ、コクを使う
とろみをつけると薄めの味でも濃く感じやすい特徴が
あるため、調味料の使い過ぎを抑えることができます。
また、香ばしさやコクを使うことで味に深みが出て
少ない調味料でも満足しやすくなります。
③ 食べ方の工夫
★ 調味料は『つける』
塩、ドレッシング、しょうゆ、ソースなどの調味料は
直接かけて食べることが多いですよね。
調味料はかけるよりも、つけて食べたほうが、
量を調節しやすく減塩に繋がります。
★ 香辛料や酸味を使う
味が物足りないなと感じるときには、塩やしょうゆでは
なく、香辛料や酸味を加えるのがおすすめです。
香辛料は料理のアクセント、酸味は塩味を引き立てる
効果があります。
★ 汁物は飲み切らない
麺類のスープには、1日の目標量ほど塩分が含まれているものも・・・
スープを半分残すだけで塩分を約3割、2gほどカットできます。
みそ汁などの汁物にも、塩分は沢山含まれているので
1日1杯を目安にしましょう。
減塩を習慣にするために、取り組めそうなものを探して
無理のない範囲ではじめ、継続することを優先しましょう。
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