座り過ぎによる健康被害 | やまかわ薬局

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2024年4月18日

座り過ぎによる健康被害

みなさんこんにちは。

突然ですがみなさんは、一日にどれくらいの時間座っていますか?

仕事や勉強などで毎日ずっと座りっぱなしだという方も多いのではないでしょうか。

長時間座りっぱなしでいると、単に運動不足になるだけではなく、私たちのからだに様々な健康被害をもたらす危険性があるんです。

今回は、具体的にどのような健康被害をもたらすのか、また予防法についてご紹介します。

 

座りっぱなしのリスク

肥満お腹の肉をつまむ太った男性のイラスト(ダイエット前)

座りっぱなしは肥満の原因となります。

座りっぱなしの状態が長いと、カロリー消費が少なくなり、摂取したカロリーの多くが使われずに脂肪としてため込まれてしまいます。

また筋肉を使わなくなることによって血液中の脂質代謝が低下し、中性脂肪が増加してしまいます。

肥満は生活習慣病の原因となり、将来的に心臓や脳などの病気のリスクへと繋がる可能性があります。

筋力の低下老化を感じる人のイラスト(女性)

座っている時間が長くなるにつれて、足を中心に筋力の低下が起こります。

特に下半身の血液を心臓に押し戻す役割のあるふくらはぎの筋力が低下すると、血流が滞ってしまいます

また人の体で最も大きな太ももの筋力が低下すると、基礎代謝や脂肪分解酵素の活動も低下し、肥満や糖尿病のリスクが高まってしまいます

血行不良むくみを気にする女性のイラスト

座りっぱなしだと下半身を中心に血行不良に陥るリスクがあります

座った姿勢は、基本的に前かがみになりやすく、体を支える背筋の「抗重力筋」が疲労して緊張し、筋肉の中の血液の流れが悪くなってしまいます。

背筋の血行が悪くなると筋肉中に疲労物質がたまって痛みになり、さらにその痛みが筋肉を緊張させて肩や首などのこりにつながるという悪循環に陥りかねません

また、ふくらはぎは「第2の心臓」と呼ばれ、下半身にたまった血液を心臓に押し戻すポンプの役割を果たしています。

このため、座りっぱなしでふくらはぎの筋力が低下すると下半身の血行が悪くなり、むくみや血栓をもたらす可能性があります

腰痛腰痛の女性のイラスト

長時間の座りっぱなしは腰に大きな負担がかかり、腰痛を引き起こします

実は立っているときよりも座っている姿勢での腰への負担は大きく、腰痛や椎間板ヘルニアなどを引き起こす原因になります

 

<座りすぎに注意!ついやりがちな5つの行為>

・テレビやスマホを長時間みている

・デスクワークで1日6時間以上座っている

・読書や趣味などをはじめると没頭してしまう

・移動手段は車がほとんど

・電車やバスなどは基本座る  など…

 

「座りすぎ」を防ぐ予防法

①30分~1時間に1回は席を立つ

座りすぎによる不調を防ぐには、少しずつでも座る時間を減らしていくことが大切です。

仕事や勉強の合間に少し立ち上がって軽く体操やストレッチをするよう心がけましょう。

②水分補給をする水分補給をする人のイラスト(女性・グラス)

動かないでいると、ついつい水分補給を怠りたりがちになります。

しかし、脱水症状を防ぎ、血流をよくするためにはデスクワークでも水分が不可欠です。

飲み物といえばカフェインを摂取できるお茶やコーヒーを飲まれる方が多いですが、利尿作用があるため水分補給にはオススメできません。

リフレッシュ用のお茶・コーヒーとは別に、こまめに少しずつお水やスポーツドリンクで水分をとりましょう。

③正しい座り方で作業をする姿勢の良い椅子に座る女の子のイラスト

姿勢が悪いと腰痛や肩こりの原因になるだけでなく、呼吸が浅くなり集中力の低下も招きます。

椅子に座って作業する際は、以下の6つのポイントをぜひ気を付けてみてください。

  • 少し浅めに腰掛けて背もたれに寄りかからない。
  • 腰の骨を心持ち前に突き出す感じで腰を伸ばす。
  • 肩の力を抜く。
  • 軽く顎を引く。
  • 脊柱のS字カーブにそった姿勢をイメージする。伸びをしている人のイラスト(女性)
  • 足を組まない。

 

みなさん、いかがでしたか?

長時間の座りっぱなしは健康上様々なリスクがあることがわかりました。

座りっぱなしの予防で最も重要なのはこまめに立って動くことです。

職場や自宅でも、極力30分に1度は立ち上がって歩いたり、ストレッチや軽い運動をしたりするよう意識してみましょう。

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